60代女性 虚血性大腸炎 回復しました

西宮で自己免疫を中心に施術している川本治療所・川本です。

今日は、60代女性 虚血性大腸炎で来院されたHさんの件です

 

■虚血性大腸炎とは

虚血性大腸炎とは、大腸の血流障害により大腸粘膜に炎症や潰瘍が発症し、突然の腹痛と下痢・下血をきたす疾患です。

何らかの原因で、粘膜の血管が過収縮し、患部に血液が行きにくい状態になり、そのことで、何とか患部に血液を運ぼうと、血液が逆に過拡張したり、毛細血管は分岐したりして血流が集まることで下血が後発します。

虚血性大腸炎は、急に出現するとても強い腹痛や、血の混じった下痢・血便が特徴です。

ほとんどの場合、数日で症状が収まる一過性のものです。

中には、慢性化したり、稀に腸管が破けてしまったりし、下血がひどくなる場合があるそうです。

 

■平成26年8月に発症

Hさんは元来、強烈な便秘症で薬に頼らないと出ない状態でした。

また、高血圧で降圧剤や血液をサラサラにするワファリンを10年間、服用していました。

副腎疲労もあり、来院時、太陽がまぶしい・音に対し過敏である・ストレスで胃がすぐに痛くなるなどの症状がありました。

また、中性脂肪が高く、糖代謝が上手くいっていないようでした。

 

■腸の血管が過収縮したてしまう理由

まず、腸が弱いことがあります。腸が弱い理由は、脳から伸びた脊髄神経は下部胸椎を経緯して腸に分布します。

Hさんも下部胸椎に問題があり、そこで腸に分布している神経を圧迫していることで腸の働きが弱いのです。

そこで、姿勢改善法を学んで頂き、立ち方・歩き方を変えるように指導しました。

 

また、Hさんが虚血(血管の過収縮)する理由があります。

・ストレスの影響で副腎ホルモンが生産されると体液は酸性に傾きます。

・糖代謝異常(中性脂肪が高い)があると体液は酸性に傾きます。

・複数の薬を服用することで更に体液が酸性に傾きます。

 

体液が酸性に傾くと、PHを調整するために体内では大仕事をしています。

その一つが、カルシウムを骨から溶かし、体内のphを整えているのです。

カルシウムの流出により、体内phは整い事なきを得ていますが、溶けだしたカルシウムが

血管に到達すると、血管のイオンバランスが崩れ、血管は過収縮(虚血)を起こします。

 

■過収縮している=虚血なのに、出血(下血)する不思議

虚血とは血管が来ない状態、それが大腸で発症したのが虚血性大腸炎。

しかし、本疾患の症状に「下血(出血)」があります。不思議ですね。

虚血が長引くと、体(脳)は痛み物質を生産し、患部を修復しようとします。

その修復の1つに、血液を患部に送りこむことをします。

 

細くなった血管(虚血)に治そうとするための血液が大量に流れ込む、、、、、、

痛そうですよね。

 

■体液の酸性化を防ぎ、患部に血液を大量に送らせない身体を作る

まず、Hさんに、生体水の必要性を理解して頂きを飲用して頂きました。

なぜなら、Hさんはお茶などは飲むが水は薬を飲む際に飲用するのみだったからです。

また、炭水化物特に小麦加工食品などを多く食していたので、小麦加工食品を減らすようにお願いしました。

糖代謝が悪くなる原因の1つに小麦加工食品と植物油脂の結合が関係しているからです。

あと、サプリメントを2種お勧めしました。

次に、皮膚刺激です。

皮膚を刺激することで皮膚感覚が正常化し、皮膚から脳へ「負の情報が行きにくくなる」からです。

来意時のHさんは、音などあらゆるものに敏感でした、皮膚や粘膜にあるヒスタミン反応が高すぎていることが

腸粘膜も過敏にしているこが推測できたからです。

皮膚刺激を来院時以外に自宅でも実践して頂き、下血は徐々に減少していきました。

 

■10回目の施術ぐらいから症状は安定

最初は不安定で推移していましたが、10回目の施術終了時ぐらいから症状は安定

安定してからは月、2回ペースで、現在はさらに安定しているので月1回ペースで来院して頂いています。

便秘も解消し現在は日に2回の排便があります。人生初なことで、「2回もあるのですが、出過ぎではないでしょうか?」と心配されています。

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