脳には医薬品もサプリメントも届きにくい
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■名古屋施術 6月6・7・8日
東京施術 6月13・14・15日
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■脳の入り口には「関所」がある
脳には異物が入り込まないように、脳内の血管内には「血液脳関門」という関所が存在します。
この機能のおかげで、血管内の異物が脳細胞にいかないようにしてくれています。
しかし、血液脳関門は脳に必要な「酸素」「糖」など、ごく一部の物質のみ通過させます。しかし、マイルド・ドラッグと言われている「ニコチン」「アルコール」など一部の物質も通過させます。
ここで、注目は「小麦グルテン」も脳関門を通過することがわかってきています。そのグルテンは脳内のモルヒネ中枢に達し、「気持ちいい・また食べたい」ということになるのです。 つまり「小麦グルテン」もマイルド・ドラッグといえますね。
■薬は到達することができるのか?
血液脳関門ですが、分子量が小さな睡眠薬や抗うつ剤は脳関門を通過できます。一方、分子量の大きな薬品は異物として遮断します。
注)中にはインスリンホルモンのように高分子でも通過する物質もあるようです。
ある製薬会社のアルツハイマー改善の薬は高分子であったために、脳内に達した薬の割合は0.1%程度と少なく、薬の開発を難しくしています。
そこで最近注目されているのが、薬の成分を「ブドウ糖」に結合させて運ばせようという試みが研究されています。
ブドウ糖と薬の成分を結合させて、特殊な物質で包み込み運ぼうという狙いで研究が進んでいます。
■サプリメントは脳に到達しにくい
そのことから考えると、サプリメントの大部分は医薬品に比べ、分子量が大きいものが多く、特に脳内に入り込むのは難しいことが推測されます。
今まで、「食が人を作る」と言われてきましたが、最近のアメリカの研究者たちは、「吸収が人を作る」という考えになっています。
我々は何の為に食べているのか? 細胞の化学工場に必要なもの(三代栄養素にビタミン・ミネラル)などを届けるためですが、
■どの程度、細胞に届いているか??
イオン化粒子でないとダメ、細胞のイオンチャンネルを通過する為には、0.7nm以下といわれています。
そのことから考えると、きちんと消化されない物質はほとんど細胞の中まで入っていないのではないか? と考えらされます。
現在、アメリカ(イギリス、ドイツ)の癌治療の目線は、細胞内の化学工場である「ミトコンドリア活性に移行」しています。
細胞の中のミトコンドリアへ必要成分を届けれるか? そのことが今後の医療に変化をもたらすのではないでしょうか?
■しっかりと咀嚼して強胃酸(phが強酸性)がでているか?
元来、人は食事から栄養を摂取し、それを分解・吸収して細胞に栄養素を届けています。
そのことから、重要なのは咀嚼と「胃酸」の強化です。胃の弱い人は、丸太などを使って、左側の背中を刺激しましょう。
自己指圧の重要性はこちらをクリック してください。
■生体内のすべての物質は「水に包まれて運ばれている」
ここで大切な物質に「水」があります。細胞膜にも水が存在し、物質を包んで運んできた水と情報を交換し、細胞に必要かを判断し、必要なら細胞内に取り込みます。
つまり、「物質がきちんと水に包まれていない」と「細胞膜に存在する水」は、異物が来たと感じ、取り込みを拒否します=ミトコンドリアには届かない
現代の水は「膨張傾向の水」が多く、物質をうまく包みこむことはできません。
ここで想像してほしいのですが、、、例えば、おはぎを作る際、もち米に「きな粉」をまぶします。
もち米にまぶす、きな粉の粒子が細かいと、もち米を上手く包むことができます。
一方、もち米に「あんこ」をまぶすと粒子が大きいことで、もち米を包みこむことができません。
ここでいう「もち米=物質」「きな粉=水分子」という構図を想像してください。
生体内ではきな粉のようなきめ細かい水分子が物質を包み込んで運搬・排出しています。そのような生体水化された水が飲用できればいいですね。
最期に、自己指圧等で脳脊髄神経を刺激し、内臓機能をアップさせ、きちんと消化させ吸収させる、そして良い水(生体水化された水)を飲用し、物質を包みこんで運搬できるようにする
このような、考えも加味して頂ければと思います。
川本治療所は昭和11年間院で伝統の手技療法を中心とした施術をおこなっています。
また、歩行改善科も併設しています。HPはこちらを。
身体のことで何か気になる方はお気軽にお問い合わせください。