副腎科がない訳

川本治療所です。

 

最近の慢性疲労症候群で来院の患者さんに、「甲状腺機能亢進=バセドウ病」・「甲状腺機能低下=橋本病」と診断されて来院される患者さんが多いです。

甲状腺のような血液検査に出やすい病気は、病院の「何々科」の看板が出ます。

例えば「内科」「婦人科」「甲状腺専門外来」など。しかし「副腎科」はないですね。

 

それは副腎のホルモンは簡単に検査出来ないので、製薬会社からすれば、「科」を作れないのです。

検査に出ない事には薬を出せません。よって治療も出来ず、利益も出ません。よって「科」は作りません。

 

此れは患者さんを治したいのか、自分たちの都合で「科」を増やしていっているのか、とても疑問を感じます。

 

そこで、ターゲットになるのは、「甲状腺」です。甲状腺は検査で簡単に結果がでます。

よって、製薬会社からすれば、「科」を作り大手を振って患者さんに「薬」を出せるのです。

しかも「一生」。

 

私はホルモンバランスは、オーケストラの演奏と同じ仕組みで、

 

脳という指揮者の元、皆んなで補いながら、演奏を進めます。ですから甲状腺機能の病気は、甲状腺だけに問題があるわけではありません。

 

副腎は甲状腺ととても関係が深いですし、プロゲステロン(黄体ホルモン)もとても甲状腺と関係が深いです。

 

なぜ、部分しか見ないのか此れは、製薬会社の戦略の、薬を多く出せる「科」を作る体質が背景にあります。

 

また検査でホルモンを測り、「バセドウ病=ホルモン過剰」・「橋本病=ホルモン低下」。上述したように血液検査でわかる症状には病名がつきます。

 

そこで、甲状腺のホルモン異常の場合、ホルモンなどの薬が簡単に処方されてしまいます。この外から入れるホルモンで、血液中の数値は改善します。

 

また、高額サプリメント療法で血液のホルモン値が改善しても、慢性疲労症候群の症状が好転するわけではない事に気がつきます。

その理由は、薬やサプリメントで補充するホルモンは、細胞にまで達していないのではと、私は考えています。

これは、薬やサプリメントで強制的にホルモン値を調節していることで、

ホルモンの「量」はクリア。

では「質」は?

という問題が出てきます。

 

質も向上さすためには、その弱った臓器を回復方向に導く「治療」が必要になります。

食事も変えた、運動もしている、高額サプリメントも飲んでいる、ヨガも呼吸法も取り入れた。

でも皆さんが一つしていない事があります。

それは貴方の弱っている臓器を回復させる為の

治療をしていないという事です。

骨折のあと、リハビリが必要なように、内蔵疾患の回復にも「治療」が必要です。

 

自宅で出来る方法もあります。内蔵疾患で、お困りの方は、お気軽にご連絡下さい。

0798-33-4557
又はHPのお問い合わせフォームからお願いいたします。

では治療に行ってきます。

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