三叉神経痛 で出されたお薬「テグレトール」の作用は?

■西宮で慢性疾患を中心に診ている川本治療所です

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本院は西宮ですが、月に1度東京・駒込サロン(11年目) 名古屋伏見サロン(9年目)での施術も行っています

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■虫歯でも歯周病でもないのに歯が痛い、、、、、診断結果は「三叉神経痛」処方された薬は、、、、、意外にも、、、

川本治療所の光冨先生からの報告

 

70代男性、会社の会長 「立場上、病気になれない」というお考えがあり、川本治療所に定期的に20年以上来て頂いています

 

初診時は、不定期に繰り返す急性腰痛があり、その腰痛を何とかしたいと来院

私が診た印象は、毎日のストレスで首肩、副腎から腰が常に凝っている状態でした。

 

背景に副腎疲労性の腰痛があることを説明し副腎から腰を中心に全身治療開始

また、そこに川本治療所オリジナルの、姿勢改善、歩行指導を学び、実践して頂き、慢性腰痛は完治しました

定期治療に来て頂いていますが、甲状腺に良性のシコリが見つかったり、加齢による細かな病気はでてきますが、定期メンテナンスのお陰で、健康状態は悪くはないです

 そのSさんが8月に来院したときに、

 「先月、ものすごい歯痛に見舞われたんですわ。でも歯の無いところなんですよ。

またそれが、ムチャクチャ痛いのよ。歯を磨くときにズッキーンとくるのよ。」

 そんな症状で、歯医者さんに行かれ、歯科医の診断では、「虫歯・歯周病ではない」

 

脳神経外科などでの検査の結果「三叉神経痛」と診断されました

 そして処方されたお薬は「テグレトール」というお薬

 「川本先生、この薬やねんけどね、何に効くか分からけど、数日で痛みがとれたんよ」とのこと

 

数日服用しただけで、口腔周辺のたまらない痛みが軽減したこの薬、、、、一体、どこに、作用したのか調べました

 実はこの「テグレトール」という薬ですが

 脳内の神経の過剰な興奮を鎮めて、てんかん発作を抑え、また鎮静作用により過剰な気分の高まりを抑えます

 顔面の三叉神経の異常な興奮を抑えて、三叉神経痛の発作を軽減します

 と書いています。

 

つまり、三叉神経痛を抑える薬はロキソニンなどの一般的な痛み止めではなく、実は、てんかんや躁うつ病の躁状態の治療に使われている薬なんですね

 脳神経の作用の活性を鎮めることで、結果、三叉神経の痛みを抑制する仕組みなんですね

 皆さんも、処方してもらったお薬を躊躇せず飲むのではなく、飲む前に一度調べてみましょう。

 

川本談:三叉神経の痛みの原因は今回のような、精神的なストレスがきっかけによる神経過剰状態からくる痛みの他に、ヘルペスウイルスが神経細胞に増殖することで起こる痛みがあります

今回は、炎症型(ヘルペスウイルス)ではなかったことで「テグレトール」が効きましたが、その薬でいたみが引かない場合はヘルペスウイルスの増殖があり、対応が遅れると突発性難聴や顔面神経麻痺を起こすことがあるのです

今回の光冨先生の報告、参考になれば幸いです

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