末期ガンが改善途中に、肺血栓で亡くなってしまいました。
川本治療所 川本です。
今年も少しでも皆様の健康に役立つ情報をお伝えできればと思います。
元日に、悲しい電話がかかってきました。
3年前に余命8カ月ほどと宣告された、当時39歳の女性。病名は卵巣ガンです。
3つの大学病院でも同じ内容のことを告げられました。
そこで彼女が下した決断は、手術・抗がん剤・放射線の全てを拒否しました。
川本療法(神経指圧・栄養療法・自己指圧)と吹田の佐竹クリニックでの、代替医療(サプリメントや点滴)などを
併用し約3年間、頑張りました。
初期のころは、夜に痛みによる精神不安から、相談メールが沢山届きました。
私は彼女に「痛みは続くので、長期間、病気と闘う覚悟を決めてください」と突き放すようなことも言いました。
それからの彼女の精神力は凄まじく、殆ど弱音は吐かず頑張りました。
不安なときは川本治療所にきて、自分で温圧療法をやっていました。温圧はほぼ1年間、毎日継続していました。
その結果、肝臓の腹水は減り、転移もせずに、「余命8カ月」の期日は余裕で乗り切りました。
卵巣がんは変化せず、ウエストが58センチでしたが75センチを超えてしまうほど腫れてしまうほどでしたが、体調はいい日が続きました。
去年から、佐竹・川本で取り組んでいる、人の脳が発する信号を整える療法をやり始め、今までにないお腹に柔らかみが出てきました。
年末28日、彼女から感謝と来年は奇跡が起きそうという、お礼の電話を頂きました。
しかし、運命ということでは割り切れないことが起きてしまいました。調子が良いまま、年末を迎えたていましたが、血栓が肺に飛び、肺血栓で命を落としました。
余命8カ月の宣告を受けましたが、約3年間頑張りました。
彼女の「生きざま」には我々が勇気をもらい、「命」について「治療」について考えらされました。
「私は生き抜いて、同じ立場の人に勇気を与えたい」といつも笑顔で話しをしていました。
今回のことで、私も色々考えが変化しています。「治療家は何ができるのか?」、「何もできないじゃないか」と自問自答の日々が続いています。
しかし、彼女の「生きざま」を無駄にはできません。前を向いて基本にもどり頑張っていきます。
Sさんのご冥福を祈ります。