セミナー参加者からの質問に答えます

川本治療所です。今日は先日東京で開催したセミナーに参加頂いた、慢性疲労症候群の女性からの質問にお答えしていきたいと思います。(本人様には了承済みです)

Iさんはとてもよく勉強されていますね。では私のわかる範囲でお答えしていきます。

〇〇です。
先日のセミナーを受けるまで、本などの情報を元に「軽度な副腎疲労」を疑い、自己流で二か月弱試みてきました。

それで何となくですが、気を付けていたのは、「揚げ物などは植物性の高温油を使ってる場合が多いので減らしていました」

正解です。植物油神話といって日本人は、植物が大好きですね。しかし、植物油の酸化は想像以上に速いのです。まして高温でパン粉を上げる料理は超過酸化脂質に変身します。それと日本で売られている植物油は高温で薬品抽出してるので、ほぼアウトですね。

「白い炭水化物いわゆる精製された炭水化物や砂糖を減らす(白米は食べてたけどパンやパスタ、洋菓子和菓子はほぼ食べない)」

私は2年半そうしました、現在は特殊精米の「芽ぐみ米」を昼食時に実験中です

「カフェインは砂糖よりも血糖値を急に上昇させるので、空腹時にブラックコーヒーなどを単独で摂取するのはNGですか」

興奮時に血糖が上がるのと、食事で血糖が上がる違いがあります、食べる量にも関係しますが、糖質のほうが低血糖をまねきやすいと思います。したがって、カフェインより糖質のほうが怖いと私は思っています。

「数ある植物油でも比較的まだましなのはオリーブオイルだけどあくまで熱を 加えないでの話なのでサラダやマリネなどでの摂取に限る、これは本当ですか?」

先ほどのお答えとダブりますが、「生」とか「加熱」論争の前に、すでに200度を3回、プラス薬品抽出してるオイルがほとんどです。ですので、もうすでに「過酸化脂質」の状態で販売されています。

重要なこと。 日本人と欧米人は酵素に違いがあります。日本人は良い(低温圧搾)の植物油を摂取してもそれをDHA・EPAに変換する酵素が少ないのです。よって、魚を食べるのですね。植物油の呪縛から逃れない方は参考にしてください

りんごなどの糖分少な目の果物やコーヒーなどをとるのは、午前はなるべく避ける

そのほうがよいでしょう、私はコーヒーは飲んでいました。どうしても、好きなものですので(笑う)

「朝は空腹でなくても、10時までにはとにかくなんでも口にする」などでしょうか。

副腎疲労症候群の方は、低血糖症を起こす傾向にあります。したがって食事法は空腹になり過ぎないうちに食べます。

ようするに「頻回食」です。少量を6~7回に分けて食べるようにします。

毎日大量の常食だったパンやパスタ、うどんやラーメン、洋菓子和菓子、ソイジョイを除くカロリーメイトなどの機能性食品はほぼとってません。

Iさん偉いですね、女性はそのことができませんから、たまには食べても良いですよ、麺は「紀文の糖質・ゼロ麺」をパスタにしてみては!

玄米が鉄分などの栄養素を排出してしまう事は知らずに積極的に取っていましたが・・;

この事を知らない方が多いですね。私も過去に2年半、きっちりと玄米菜食をしました。その経験からいえるのは「やめたほうがよいということです」。

玄米の皮には「灰汁」があり(筍の皮と同じ)その灰汁が体内に入ると異物と思い速く出そうとする=便通が良いと錯覚します。

その灰汁は、磁石のように体内にあるミネラル・ビタミン類を一緒にくっつけて排便します。よって、玄米菜食者は、顔色が悪い・歯ぐきの出血が止まらない・寒がりなど多くの症状に悩まされます

我々の体は、必須アミノ酸・必須脂肪酸が「必須」です。

食事法は思想ではなく、体の構造からひも解いてみましょう。

あとは同じ時期に、海外のなるべく安価で低温圧搾のバージンココナッツオイルを一日に大さじ二杯位、摂取
しています。

ほんとに低温圧搾のココナツオイルならお薦めです。ココナツオイルは熱にも強く酸化しにくいです。積極的に使いましょう

これらに気を付けて二か月弱、一番気になっていた短時間でも浴槽浸かって出るときのめまいやふらつきはほぼ無くなったのですが、朝が結構弱いのと短時間ですぐに空腹になること

お風呂の件、それは良かったですね。

朝が弱いのはコルチゾールがまだ十分ではないと思います。
動物性たんぱくを積極的に摂取して、肝臓で良質のコレステロールをつくってもらい、それを副腎が利用できていないので、その改善方法は治療が必要になります

常時便秘、頭の中に薄い霧がかかったような状態、子宮筋腫による生理時以外の軽い出血などは全くかわりません・・。

糖質制限をすると便通が一時的に悪くなります。水をしっかり飲みましょう、また以前からの常時便秘は、胆汁の不足・ホルモンバランスの乱れがあります。

子宮筋腫からの出血は、川本療法などの治療法や、「炭で陶器を温めるようの器具」(川本治療所では昔からおススメ品あり)を使った自分治療が必要です

多くの方が誤解されています。
食事はあくまで体への応援団的要素であります。

主は、体の弱い臓器を治療や自己指圧で治す行為が大切です。たとえば、分子整合医学で高額なサプリで一時しのぎをしても、自身の身体が良くなったわけではありませんので、、、、、、、、

今日はここまでにして続きはまた。ありがとう御座いました

さて、前回からの続きです

特に昼すぎ位までは少し動くだけで、すぐに疲れてしまうので、以前はブラックコーヒーなどで無理矢理目を覚まし仕事をこなしていたのをやめたら、しんどくなりましたが、最近少し慣れたと思います。

継続した努力の成果が少しづつ出てきていますね

20年弱前にカンジダ症にかかり、それ以後、再発を繰り返していたのですが、二年前位に子宮筋腫にかかっているのがわかりました。 カンジダ菌はエストロゲンなどの女性ホルモンに化ける事ができると聞いたことがあります

カンジタ症は知らないうちに、発症しています。かなり多くの方が罹患されています。

カンジタの餌は「グルテン」「糖質」です

カンジタ菌はグルテンなどを餌に爆発的に増えたさいに、毒素で、腸壁を傷つけます(小麦を食べるなのページを参考に)

そのほか、書かれているように、エストロゲン類似物質を発生して、ホルモンバランスを乱します

しかし、子宮筋腫の原因はカンジタだけではありませんから全てがカンジタということではありません。が、子宮筋腫発症を助長した可能性はあります。

もうひとつカンジタの増殖する原因に、慢性の軟便・便秘が関係します。

軟便は胆汁の質と関係します。便秘は甲状腺などのホルモンと関係します。そのことが、実はカンジタ症の隠れた原因の一つと考えています。(詳細はまたの機会に)

 

なので、この筋腫が年齢的その他からきているのか、はたまたカンジダ菌の悪さからきているのか、わかりません。ココナッツオイルが過剰なカンジダ菌の増殖をおさえる、とも聞いた事があるので、信じて食べています。

ココナッツオイルなど、カンジタ菌の増殖を抑える商品は、メーカーサイドの発表では多くあります。

しかし、本来は、Iさんのように、「増やさない」努力が必要です。Iさんは、努力したうえに、良い物質を探しておられるので頭が下がります

あと「夕食後に元気になるのは副腎疲労、ならないのは甲状腺機能低下症」ですが、以前は元気になってたのですが、ここ最近はあまり変わらないような気がします。 どちらなのかをはっきり見分ける方法とかありますでしょうか?

セミナーでお話したことへの質問ですね。

副腎疲労症候群は、朝起きれない、午前中も低血糖や疲労が抜けない、しかし、夕食後2~3時間後には疲労感から解放される傾向にある

甲状腺機能障害は、朝・昼は副腎疲労症候群と似ているが、夜になっても疲労感が抜けないのが特徴です。

最初は副腎が弱り、治療しないと今度は甲状腺が弱る傾向が強いです。これは、脳の命令に副腎に答えることができなくなった副腎に「見切りをつけ」、脳は甲状腺にホルモンの要求を強制します。

その結果、甲状腺が弱ります。

重要なこと

甲状腺ホルモンは、甲状腺だけで造られているのではありません。甲状腺は甲状腺ホルモンの「基礎」の部分を造ります。

そのあとに、「肝臓」で部品をくっつけて、また、そのあとに、「腎臓」で部品をもらい、完全な甲状腺ホルモンがfできます。

甲状腺機能が川本療法で回復していくのは、甲状腺以外に肝臓や腎臓の機能向上を行うからです。

甲状腺ホルモンが異常なかた、内科のホルモン補充療法は、あくまで補充です。

副腎を回復させ、甲状腺への負担を減らし、肝臓・腎臓への関係を改善していかねねばなりません。そのためには、食事や自己指圧などの努力が必要です。

今の自分の症状で、一番最優先すべき対処方法が何なのかが、はっきりとわかりま せん・・;

食事は、糖質を抑え、植物油の高温調理は避ける。

しかし、動物油も「獣」から「家畜」になり脂肪の質は良くないので避けねいといけないのも事実です。

良質の魚を摂取しましょう。〇〇トリーなどの大手のDHA/EPAは、おススメ出来かねます。(北極圏の近くに生息しているのがベストです詳細なメールで)

Iさんは、食事は十分に頑張っていると思います。

一番優先すべきは、「自分の体の弱い箇所を、改善方向に向かわすこと」です。

これは、食事法やサプリメントだけでは難しいです。 身体を改善方向に導く、治療法や自己指圧法を実践してください。

ちょっと分かりにくいかもしれませんが、このような状況の私ですが、前述の低温圧搾の油をとること、他に何か注意すべきことその他アドバイスなどあれば、教えていただけると幸いです。

またご都合のよいときにお返事いただけると幸いです。

早々のお返事ありがとうございました。

では、オリーブオイルをサラダやマリネなど加熱しない状態で食べるのはこのまま続けても大丈夫だったでしょうか?

オリーブ油の圧搾法や保存法が問題です。

あと、ドレッシングもノンオイルの青じそで糖分が少なそうな?ものなら許容範囲でしょうか?

低温圧搾のオイルがない場合はレモンやスダチなどを使われたよいと思いますが、完璧にする必要はありません、友人や家族の楽しい食事も健康には大切です。

パンやパスタ以外で手軽な外食となると、どうしても白米つきの定食などになってしまうのですが、食べるときにサラダやおかずをまず先に食べてから、白ご飯やコーヒーを後で食べるというのは、あってますでしょうか?

それで良いと思います。

定食のメインのおかずは、揚げ物を避ければ、トランス脂肪酸少しは含まれていそうな?焦げ目のついたハンバークや焼き魚ならまだましでし ょうか?

私は、焦げ目までは気にしていません。週末は、とんかつとビールを楽しみにしています。(笑う)

どうしても外食が多くなってしまうので、今までのメインだった手軽で安価なパンパスタを避けてから、エンゲル係数が急高騰して家計を圧迫しています(苦笑)

パンも高くなりましたね。 パスタなど、小麦粉に800円以上払っても高いとは感じず、500円の鶏肉が高いと思ってしまっている「思考」が問題です。

また、一番、お金がかかるのは「病気」です。なぜなら、治療費以外に働けなくなってしまうからです。

あと、寝る前に食べるのは食後に副腎を使うのであまり芳しくない、と聞いたのですが、全く何も食べないと必ず空腹で目が覚めてしまうので、寝る前の納豆や豆腐や少々のリンゴやココナッツオイルはよいでしょうか?

空腹がきついと寝れませんね。炭水化物でなければ食べたほうが良いです。
書かれているようなもので良いと思います。 あと、スルメとかチーズ(硬いチーズのほうがベスト)など。

あと「副腎は大量のビタミンCを消費する」とも聞いたので、アサヒのディアナチュラシリーズの総合ビタミン剤とCとBを併せてとっていますが、寝る前はCだけはとるようにしていますが、大丈夫でしょうか?

副腎にビタミンCは必要です。 このビタミンCはまたブログを書きます。

アサヒのサプリメントは使用したことがないので、商品を調べてお答えします。

安価なたんぱく質となるとどうしても大豆は必需品なので、最近大豆をかなり大 量に食べているので、食べ過ぎで大豆アレルギーになるんでは、と気になっています・・

大豆の食べすぎによるアレルギーの発症は少ないでしょう。しかし、大豆=健康品という考えがありますが女性ホルモンのことを考えると食べ過ぎは避けたほうがよいですね。

それを調べるには、大村恵昭先生創始・開発のバイディジタルオーリングテストを協会加盟・推奨の医療機関で一度は受けるべきでしょうか?(値段が気になりますが・)

私は、「Oリングテストやフーチ」などはまったく信用していません。

あくまでも「私は」です。

占いが好きな人がいたり信用しない人がいるように、その人の判断にお任せ」します。

リーキーガットになる原因は、①薬物(とくに痛み止めや抗生物質・経口避妊薬)、②砂糖と牛乳を筆頭として、リノール酸やトランス脂肪酸や玄米菜食に加えて大豆サポニンやレクチンも若干ある、③外傷やジョギングのように腸管が長時間揺さぶられるのも腸細胞どおしの結合をゆるませる、と聞いたことがあるので、②が気になっています。 

リーキガットの原因はご指摘の①の薬物があります。

他に、前述した、カンジタ菌が出す毒素があります。

ジョギングと腸壁の関係は、私は相関関係を調べたことがないので、お答えできませんが、あまり気にしていません。なぜなら、スポーツ選手の割合と「リーキガット」を発症している割合を考えると、数が合わないように思います。

トランス脂肪酸や過酸化脂質はよくないですが、「陰の番長」は「質の悪い胆汁」です。

良い胆汁は、小腸で90%は再吸収されます。しかし、」肝臓機能が落ちた場合、質の悪い胆汁が生成されてしまします。

質の悪い胆汁は、小腸で吸収されず、腸内細菌を減らし、また、腸壁に傷をつけてしまします。

アルコールを飲んだ時や脂身の多い肉・魚を食べた際に「下痢」になる方は、胆汁の質に注意です。

これが、リーキガットの原因になります・。
注) 胆汁は身体に必須です。質の悪い胆汁が問題なのです。 誤解しないでください。

 

お知らせです 。今日のブログに書いた内容が「病気の治療所」の「自分の弱い箇所を知る」の欄に詳しく述べていますので参考にしてください。

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