15歳・痩せ型男子・向精神薬15錠が6錠以下に
川本治療所です。
(注)改善報告を掲載させて頂いていますが、川本療法で改善したわけではありません。
川本療法の考えの根幹である「自宅ケア」を患者さん自身、または家族の協力によって、継続努力したことで改善したと考えています。
医師や治療家は病気を治すことはできません。ただ、改善方向に導くための「道しるべ」をお伝えすることはできます。
今後も精進し、良い「道しるべ」を提案できるように努力していきたいと思います。
今日は治療途中ですが嬉しい報告です。
以前にブログでお伝えした。この記事の男の子。 http://hukujin.exblog.jp/23028849/
秀才で「頭を使い過ぎれる」(変な言い回しですが)タイプ。
このタイプは、脳で物事を考えてしまうことで脳の栄養(ホルモンを含む)が枯渇してしまいます。
川本治療所に来られた時は、ずっと家にこもり、外出はできませんでした。
お母様と本人と個別に数回話し合いを持ち、施術を開始しました。
先週来院時に本人から、「薬を止めれそう!です。」と元気な声で話をしてくれました。
今まで15錠の向精神薬を服用していましたが、1月23日現在、薬は平均5錠に。
最近は、昼間の薬を飲み忘れるようになったそうですが、「なんら問題はないです」と言っていました。
食事は、鶏がらスープを強制的に飲んで頂きました。骨髄には脳に必要な栄養がとても豊富です。 しかも、安いです。
そして、小麦加工食品を減らす、これは必須です。これができないと何もはじまりません。 「小麦は週1回の楽しみにする」です。
それと並行して、川本療法の副腎刺激法(皮膚刺激も兼ねれます)を併用しました。(月2~3回)
今回のポイントは、母親が薬を切ることへの恐怖心がありました。当然ながら、急に薬はきれません。 麻薬中毒者が急に止めると禁断症状が出るのと同じです。
薬を減らすためのプロセスを踏みながら、減らしていくことが必要です。
今回は、私はサプリメントを使わずに試みました。なぜなら、M君の肝臓が薬で疲弊していたため、そこにサプリメントを多く服用しても、肝臓負担が増えると判断したからです。
それと施術や食事法に関して、M君の家族や本人が納得して挑んで頂いた点が良かったです。
スキンシップの乏しい現代社会だからこそ、皮膚を刺激する治療法が必要なのではないでしょうか。
ここで鬱(うつ)病に関して、現在私の思うことは、脳と身体の関係性がとても重要になってきます。したがって、
①血液検査を正常にしても病気は治りません!
②薬を飲んでも病気は治りません!
③気功や不思議な力に縋っても病気は治りません!
④整体や鍼灸だけをしても病気は治りません!
⑤栄養療法や多くのサプリメントを服用しても、それを吸収する内臓が弱いとだめです!
⑥サプリメント・漢方は強壮剤的なものが多く、根本治療ではありません!
⑦呼吸法だけでも病気は治りません!
⑧自分にとって「どこが弱いのか」、「何を治さねばならないか」を知る必要があります。
世間では、「これで病気が治った!」というキャッチフレーズが多く見られます。そのキャッチを書いてる会社は、ほぼ信用できません。
なぜなら人の身体は、脳と身体が精妙にかかわりあい健康維持ができているからです。
1つのことで病気の改善はないと思ってください。
身体の構造を理解し、その症状に合った努力を本人が継続する以外ありません。と私は思います。
上記したことが理解して頂いていない心療内科医が多いので、下記の記事のようなことが起こります。
医療経済研究機構が、全国の18歳以下の向精神薬の処方量の増加を指摘している記事
2002年から2010年、23万3399件の外来患者を調べています。
その結果、13~18歳への処方は
2002~2004年と2008~2010年を比べると注意欠損・多動性障害の薬が2・49倍に
また向精神薬は1・43倍に増加しています。
6~8歳の子供でさえ、多動性障害が1・84倍、精神薬が1・58倍になっているそうです。
ここで、怖いのは、薬は増えることがあっても減らせることは稀であるという点です。
子供の精神状態は、家庭の問題と食事では、小麦加工食品をはじめとする糖質の過剰摂取に問題があります。
食事内容が炭水化物中心のために脳への栄養不足がおきます。
しかし、学校給食はそれらを助長するメニューです。ここがとても不思議な点です。
薬は必要ですが、そればかりに頼らずに、M君のように皮膚刺激と食事改善などを試してみてはいかがですか。
遠方の方は、一度来院頂き自宅での刺激法をお伝えします。
お知らせです 。今日のブログに書いた内容が「病気の治療所」の「病院で病気は治るのか?」詳しく述べていますので参考にしてください。
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