筋萎縮性側索硬化症(ALS)の疑いで来院のTさん。改善しました。

西宮の川本治療所です。

(注)改善報告を掲載させて頂いていますが、川本療法で改善したわけではありません。

川本療法の考えの根幹である「自宅ケア」を患者さん自身、または家族の協力によって、継続努力したことで改善したと考えています。

医師や治療家は病気を治すことはできません。ただ、改善方向に導くための「道しるべ」をお伝えすることはできます。

今後も精進し、良い「道しるべ」を提案できるように努力していきたいと思います。

 

今日の話は、とてもうれしい報告です。

筋萎縮性側索硬化症(きんいしゅくせいそくさくこうかしょう)の疑いがあると医療機関の検査で言われて、来院して頂いているTさん。60歳 女性

MRIでは陰性、筋電図などの検査で疑わしいと指摘されました。

来院時の症状は、

①両手足の特に末端の痺れともいいがたい違和感

②ふくらはぎ部分の硬直と浮腫み

③手の筋肉の痙攣(けいれん)からくる硬直

④歩行時に足に力が入らないときがあり、「グニャ」となり、体の保持が難しいことがある

⑤鎖骨下神経(腕神経)炎で投薬

などです。漢方薬を2年続けておられましたが、改善にはいたらなかったようです。

内科的には高血圧やアレルギー疾患で薬を服用、胆のうポリープなどです。

 

問診時にお話ししたのは、「疑い」なので希望を持ちましょうと伝えました。

川本神経指圧に加え、体内の神経伝達をスムーズに行うために、生体水(体内に存在する水)を整えるために、川本が薦める生体水化された水を1日1.5から2リットル飲用     高くないですよ(笑)

自己指圧器具2点  サプリメント類はなしでスタートしいました。

あと、彼女はバリバリのキャリアウーマン、日々ハードな仕事をこなしていました。

そこで、貴方の神経は「必要以上に痛覚や痺れ感覚を感じすぎてる可能性がある」ことも問診で伝えました。

このような、脳が活性したタイプには、皮膚刺激が一番大切であることもお伝えしました。

5回目の治療のときは、「まだ、改善してきている感覚はない」と、きっぱり言われました。しかし、「ALSはまだだけど、身体はかなり楽になっている」と報告を受けました

7回目の治療時に、「無理をしても、なんか前より違和感が減ったきがする」と報告を受けました。

なにせTさんは多忙、仕事で治療時間に間に合わないこともしばしばあるほどでした、脳の覚醒状態が強いことで、脳シグナルを安定させる微量ミネラルを配合したオリジナルの生体水を全身用と併用して飲用して頂きました。(怪しく思わないでね。笑)

そして、16回目終了時に、「改善している感覚があるので検査に行ってきます。」とTさん。

17回目来院事に、「検査結果、大丈夫ですって、先生に言って頂きましたー」と報告を受けました。

その後も、月2回の定期治療を続けてきて頂いています。

高血圧も当然ながら回復しています。

今回は、ALSの疑いの段階だったので、改善できたかと思います。

私はTさんの症状をお聞きした際に、気になっていたポイントは、

①アレルギーがあること・風邪引き体質であること

②鎖骨下神経炎の経験がある

③副腎硬直があること

この3点です。

まず、「②」の鎖骨付近の痛みの原因は、閉経後の女性は、胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)の筋力が低下します。その影響で、鎖骨位置が下がり、第一肋骨との間隔が狭くなります。

鎖骨と第一肋骨の間を「腕に走る神経」が通っているので、其の神経が圧迫を受け腕に痺れが生じます。この症状を胸かく出口症候群といいます。

さらに、その場所に、体内の老廃物や細菌・ウイルスが蔓延りやすくなります。鎖骨と第一肋骨の間に蔓延った、物質や細菌・ウイルスに対し、

アレルギーをお持ちのTさんの免疫は過剰なために、それらを攻撃します。その際に、腕神経も攻撃の対象になり、神経炎を発症します。

つまり、「①」のアレルギー疾患や風邪ひき体質の人は体内が弱いために、自分自身を守ろうと免疫は過剰傾向です。

そのために、細菌・ウイルスを放置できずに攻撃してしまいます。

その攻撃は、全身の細菌・ウイルスにもおよぶことがあり、特にヘルペスウイルスは神経に蔓延ることで、それを攻撃した際には、末端の神経症を発症します。

この症状を「ギランバレー症候群」と言います。

その背景には「③」の副腎の疲弊が関係します。副腎が弱れば免疫が過剰になるからです。

たまたま、上半身・下半身の痺れが重なって症状が「脳が原因」と思われたのではないでしょうか。

 

首から腕へ伸びる神経ライン・腰から足に伸びる神経ラインを指圧する他、副腎をはじめ全身の皮膚刺激により、自律神経が安定した結果、免疫も安定傾向になり、細菌・ウイルスへの過剰な攻撃が減ったことで、炎症が治まった可能性が推測されます。

脳が過緊張の場合、「手での刺激(施術)」が一番有効です。なぜなら、皮膚と脳は密接に関係しているからです。

 

お知らせです 。今日のブログに書いた内容が「病気の治療所」の「川本療法は神経を狙って指圧する」の欄で詳しく述べていますので参考にしてください。

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ALSってどんな病気? 通称ALS、正式にはAmyotrophic Lateral Sclerosisといいます。 日本語では筋萎縮性側索硬化症(きんいしゅくせいそくさくこうかしょう)という長い名前のついている病気です。 ALSを発症すると、運動ニューロンが変性する、といわれています。

 

「運動ニューロン」はその名前の通り「身体を動かすこと」を司っている神経系で、「変性する」とは質が変わることを指します。 つまり、ALSを発症すると「身体を動かすことに関わる神経細胞や神経繊維が壊れてしまう」のです。 このため、ALSを発症した患者は、身体を動かすことが出来なくなっていきます。 この病気は進行性で、症状はどんどん重くなっていきます。 原因について明確なことは分かっておらず、有効な治療法も確立されていない難病なのです

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