起立性調整障害になりやすいタイプ
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さて今日の話は、最近、患者さんが急増している起立性調整障害についてです。まずは先日ブログにアップしたこのページを参考にしてください。
今日は、「起立性調整障害になりやすいタイプ」についてです。
私は現在、西宮・名古屋・東京で起立性調整障害や慢性疲労症候群、子宮頸がんのワクチンの副作用に苦しむお子様をサポートしています。
その子たちに、ある共通点があると私なりに考えています。
の共通点とは、「真面目で頭を使えるタイプ」という点です。
将棋をさす際に、頭に装置を装着し、血液の流れを調べます。
頭を使えないタイプは、「目の周囲に血液が集まる」ことで、画像では目の周囲が赤くなります。
一方、プロの棋士に同じ装置をつけ、将棋をさしてもらうと、頭全体が真っ赤になります。つまり、頭に血液が大量に運ばれたことを意味します。
同じように、将棋をさしても、目だけで判断する(頭を使わないタイプ)と何百手先まで考える(頭を使うタイプ)にわかれるのです。
起立性調整障害になるタイプのお子さんのほとんどは「頭を使えるタイプ」に属します。
頭を使えるタイプがなぜ、起立性調整障害になりやすいのか?
①頭を頻繁に使うことで、脳には大量の栄養素が必要になる
②脳の栄養とは食事から摂取した脂肪酸とアミノ酸である。またその他に、体内で合成されるホルモンがある
頭を使えるタイプの「脳」は、車に例えると高級車のエンジンを搭載しているということです。
しかし、その高級なエンジンを動かす、ガソリン(栄養素)とオイル(ホルモン)が体内でうまく合成できなくなっています。
ただ、それだけなのです。
ハイオクのガソリンが必要な高級車に灯油を入れ、オイルも安物を入れているということです。当然ながら、高級車のエンジンは壊れてしまいます。
答えは簡単なことです。
しかし、「なぜ、栄養素が減り、ホルモンの合成力が低下してしまったのか」
この原因は、親や周囲、または自分自身に課した課題を頑張って乗り切ろうとしたが、「身体力(消化力・ホルモン合成力)」が疲弊してしまった状態といえます。
身体力が低下した状態をまとめます。
・消化力について:
①精神的な緊張が続き、ヒスタミン反応が過敏になり、食物を異物と認定しだす(胃弱状態になる)
②「①」のことで、エナルギー値の高い、たんぱく質や脂肪の摂取が減り、炭水化物が増える
③「①・②」のことで、体に必要なアミノ酸や脂肪酸が獲得できない
④「③」のことで、脳に必要な栄養素が減少してしまう
・ホルモン合成力について:
①頑張り過ぎることで、副腎が疲弊する
②「①」のことで体内に必要なホルモンの合成力が低下し、質も低下する
③生命危機に合成される副腎ホルモンの量が増えすぎたり、減り過ぎたりし、体調不良になる
上記した、「消化力・ホルモン合成力」を正常に戻せるかが起立性調整障害の症状改善ポイントになります。
次回は、その回復方法についてお伝えできればと思います。
参考ページ 子どもへの向精神薬の処方が増えています。
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