脳の栄養は何なのか

川本治療所です。
一昨日は名古屋から19歳の摂食障害の女の子がお母様と一緒に来院されました。

頑張りやのMちゃん、体重のコントロールが出来ずに苦しんでいました。

彼女が行ったダイエット方は「カロリーを抑える」方法です。

最初は1800kcal/1日でしたが、最後にはなんと、

一日に200kcalしか取らずに生活してしまいました。

体重は落ちますが、そのようなダイエットは永くは続きません。

脳への栄養素が枯渇し、脳は栄養素が欲しいので、「食べなさい」と命令してきます。

今度は「過食」になります。

しかし、脳に必要な栄養素を食べないと

脳は満足してくれません。

そこで、脳はまた、「食べなさい」と命令してきます。

彼女もパンを1食で8個とかを食べてしまい、

体重が20キロほど増えてしまいました。

長い問診で、身体のメカニズムを理解して頂きました。

脳に必要な栄養素は何か?

ここがポイントです。

脳にはビタミンやミネラルが必要ですが、一番必要なものは

ホルモンです。

ホルモンは身体の中の「内分泌器官」が造ってくれます

その内分泌器官の働きが低下すると、上質のホルモンが出来なくなります。

そうなると、脳は不安定になります。

上質のホルモンを造るには?

ここがポイントです。

女性は、特に「甲状腺機能」の働きがキーになってきます。

来院されたMちゃんのような症状は、

何科を受診すれば良いのでしょうか?

残念ながら、受診する「科」はありません。

心療内科に行っても「安定剤」だけです。

医師の紹介で、栄養指導を受けても「カロリー」のことを教えてくれるぐらいです。

なので、解決はしないことが多いのです。

摂食障害でお困りの方は、この様にお考え下さい。

脳に必要な栄養素を取ろう!と。

脳にはビタミンやミネラルの他に「ホルモン」が必要です。

ホルモンの材料は「コレステロール」です。

コレステロールは「肝臓が合成」します。

肝臓がコレステロールを合成する為には

コレステロールを含む食品を摂取せねばなりません。

コレステロールを含む食事を嫌っている方は、

一度、お考え下さい。

食事法は「思想」で選らんではいけません。

食事法は身体の構造を勉強して選らんで下さい。

人には、草食動物のように、胃や腸に「植物を分解するバクテリア」がいません。

そのバクテリアは植物を分解して、

アミノ酸や脂肪酸を作ってくれます、

ですので、牛や馬は、
草だけで「肉」ができるわけですね。

しかし、人にはその様なバクテリアはいません。

よって、野菜を食べても野菜から「アミノ酸」や「脂肪酸」はできません。

これは、人の構造と草食動物の構造が違うからです。

でも菜食を進めるグループは、

「人は、菜食動物だ!」といっています。

が、

一度、人の内臓機能の構造を確かめて頂きたいですね。

注)野菜は必要です、野菜や果物だけでは良くないという意味です。

食事療法だけにとらわれずに

「弱い臓器を治していく方法」にも着目して頂けたらと思います。

 

お知らせです 。今日のブログに書いた内容が「病気の治療所」の「ホルモンの材料は何なのか」の欄に詳しく述べていますので参考にしてください。

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