「お腹のまわりのぜい肉」の続き

川本治療所にて。

今日は来院されている患者さんの紹介。
教員の彼女はとても頑張り屋さん。 ストレスを感じないタイプ。

写真はお見せできませんが、5年前に甲状腺癌の手術をしてその後にホルモン療法を行いました。
体重は20キロ太り、喘息、狭心症、全身疲労、脚の酷い浮腫みで2年前に来院。

そのほかにも原因不明の股関節炎症があり歩行困難でした。

慢性的な頭痛も酷くまた、生徒とのランニング中にしゃがみ込む程の胸痛を繰り返していました。

 

背骨チェックでは「肝臓」「副腎」が特に酷く「頚椎2番」も大きく変位していました。
身体中、浮腫みでパンパンに「腫れて」いる状態。

1時間以上の問診をしたのが昨日のように思い出します。

やはり「炭水化物、お菓子」中毒。絶対に「パン」「お菓子」は辞めれない。と強く宣言されていました。(笑う)
しかし、このままでは、「生命の危険」がある事をお伝えし、「二人の子供さんの為にも頑張ってください」と説得。

粘り強い説得と治療を数回続けて、「納得」して頂き、期間を決めて「炭水化物」を減らしてして頂きました。(この方は炭水化物しか食べていない状態でした)

甘味料はラカントSに。 お菓子やアイスクリームはエリスリトール類を使った物をネット購入して頂きました。

どうしても辞めれないパンは「ふすまパン(小麦の皮を使ったパン)」に嫌々変更して頂きました。

そして月2回の治療。(回数がもう少し必要でしたが、)10回目(4ヶ月目の終わり)の治療時点で、体重が12キロ減少。

一番懸念していた「胸痛」は消失。頭痛も消失。股関節痛もほぼなくなりました。

現在は月1回のペースで健康維持に来て 頂いています。
二人の子供さんのクラブの応援に週末まで走り回っています。

元気な人は「朝」しだい 本
 

白澤先生も書かれています。
炭水化物や酸化油の中毒(過剰摂取)で肥満は進み、脂肪細胞の本来の働きを狂わします。(このことはこのブログを参照

ようするに、肥満細胞が分泌している「アディポネクチン」が出なくなります。
このアディポネクチンは 血管の修復し血栓をできにくくしてくれます。 他にも、肝臓や筋肉に作用して脂肪を燃焼してくれます。

そのアディポネクチンの働きを狂わすのは、糖質が体内で余りそれが脂肪に変化して溜まる内臓脂肪のせいです。

さらに、溜まった悪い脂肪は「炎症物質を放出」して来ます。彼女の頭痛や股関節炎は、まさにこの炎症物質が原因であり
彼女はそのお手本のような症状でした。

 

甲状腺癌の後のホルモン療法でホルモンバランスが崩れて、肥満になる傾向があります。
他にも数人同じ症状の患者さんを診て います。

一つの特徴としましては、とても「体重が減りにくい」 です。
炭水化物を減らしても、一般の患者さんより体重の変動が起きるのが1ヶ月以上遅れてからしか体感出来ない事が多いです。

ホルモン異常で体重が増え過ぎたり、減り過ぎたりしている方の治療は とても難しいですね。

甲状腺は副腎と強い関係があります。
ストレスで副腎が弱ると脳は副腎に見切りをつけ、甲状腺に白羽の矢をたて、甲状腺にホルモンを要求します。
その要求に甲状腺が頑張って「ホルモン」を作ります。

しかし、やがて甲状腺も疲弊してきます。そしてホルモン異常から「太ってしまうか、痩せすぎてしまうか」の体型になります。

川本治療所では来院された「女性」には必ず甲状腺の治療を行います。

 

お知らせです 。ブログ内容をより掘り下げた川本治療所の考えを纏めたサイト「病気の治療所」で太ってる人の注意点を詳しく述べていますので参考にしてください。

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