・胸腺で教育された「T細胞の働きを乱す」のは副腎が関係しているのでは?

■川本治療所です

本院は西宮ですが、月に1度東京・駒込サロン(14年目) 名古屋伏見サロン(13年目)での施術も行っています

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■胸腺は未熟なT細胞(B細胞)を「教育」しています。しかし、疑問があります。その胸腺が教育した「教え」は一生安定的に続くのでしょうか?

抑制性T細胞を発見され、ノーベル賞を受賞された原口さん、、、凄いことです とても嬉しいです。

さて、原口さんのことで「胸腺」が有名になりました

胸腺は骨髄で生産された「未熟なT細胞を教育」する器官です 何を教育するかというと、

1,この物質(異物)は身体にとって、悪さをするか、しないかの「見極める」教育をします

2,次に、この細胞は「自己か非自己かを見極める」教育をします

上記を教育されたT細胞は、送られてきた情報を基に、敵か味方かを識別して、攻撃するか放置で良いかを判断し、攻撃する必要がある場合は、各種免疫細微(リンパ球やインターロイキン)などに命令を出します

その命令を受け免疫複合体が患部に向かいます(炎症になる)

 

●生まれ持って、「喘息(ぜんそく)」や「アトピー性皮膚炎」を発症される方は、胸腺の教育が悪かったのか?

生まれもって、アレルギー反応が強い方がいます、その方々は、何も悪い食事をしたわけではなく、また、悪い精神をもっている訳ではありません それでは何故? 生まれもって、きついアレルギー反応が起きるのでしょう?

私は、「胸腺の教育が上手くいっていないのでは?と推測します」ただ、あくまで推測です

胸腺の教育が上手くいっていないことで、T細胞(B細胞)が、本来、悪さをしない物質や細胞に「過剰に反応し攻撃するように命令を出してしまうのでは?」と考えたりします

なぜ、胸腺の教育が上手くいかないか? は、、、申し訳ございません、分からないです。背後に遺伝的なことがある可能性があります

 

●次に、教育のT細胞(B細胞)への教育は一生涯、安定して継続できるのか?という、疑問です

幸いに生後や幼少期に、きついアレルギー反応が無い人は、胸腺のT細胞(B細胞)への教育が上手くいっていたのかな? と考えます

しかし、幼少期から青年期(5歳から20歳ごろ)成長過程で、きついアレルギー反応が出てくる場合が多々、あります

胸腺の教育システムは、20歳でピークを迎えます 40歳を過ぎると胸腺でのT細胞への働きかけは新生児の100分の1に減るとも言われています

上記した、幼少期から青年期(5歳から20歳ごろ)成長過程は胸腺の働きがピークでしたね

その胸腺のT細胞への働きかけがピークの時に、、、、なぜ、生まれもって、アレルギー反応が無かった人がアレルギー反応を引き起こすことになるのでしょう?

生まれもって、きついアレルギー反応が無かったということは、最初は胸腺でのT細胞への教育は上手くいっていたはずです

しかし、数年後には、一転、きついアレルギー反応が出る人がいます 不思議だと思いませんか?

 

●成長過程できついアレルギー反応がでるケースの背景に「副腎」が関係していると私は考えています

人の成長とともに脳や感覚器官も成熟し、色々なストレスを感じ始めます、また、生活面でも競争原理や親の愛情の偏りや他人との人間関係の不一致なども感じ始めます

上記したようなことを感じる時期、副腎でのホルモン生産量が増えてしまいます 特に感受性が強い子は、その副腎でのホルモンの生産の量・回数が普通の子どもより多くなります

自身の副腎でホルモンを生産できている間は、「免疫は抑制されています」、、、、合成ステロイド剤は免疫抑制剤ですね、、、つまり、自身の副腎ホルモンが生産できている間は、免疫を抑制できているのです

しかし、感受性が強すぎ、副腎でのホルモン生産量や回数が増えると、やがて副腎は疲弊してしまいます

副腎が疲弊することで、ホルモンの生産量が減り、また、質が低下します

そのような状態(副腎疲弊)になると、免疫を抑制できなくなり、一転、免疫過剰になってしまうのです

 

●いくら胸腺がT細胞を教育しても、後天的ストレスで免疫は乱れる

上述してきたように、生まれた時はきついアレルギー反応がなかった(T細胞は正常)のに、成長過程できついアレルギー反応が出る(T細胞の命令が変化する)、、、、、、この変化のきっかけが感受性であり、その感受性が強い人が副腎疲弊を起こし、免疫が過剰になるのでは?、、、、という川本の推測です

 

●過敏過ぎる感受性を、「やや鈍くさく」するには皮膚刺激が必要です

先人は、乾布摩擦で喘息が治ると説きました。この背景には「皮膚を刺激することで免疫が整う」という意味があります

また、近年の研究では、感受性が強いことを科学で証明されています。それは樹状細胞(神経)が、いち早く敵から身を守るために、表皮に伸び、反応性が高まるというものです

参考資料:https://derma.med.keio.ac.jp/research-projects-03

 

・ここから川本の経験からくる解説です

表皮まで伸びた神経はどのようにしたら、正常位置までもどるのでしょうか?

そのような状態を回復させるのが皮膚刺激です。川本が推奨しているように皮膚を刺激することを継続すると、皮膚の表皮まで伸びた知覚神経や樹状神経が「少し深い位置にまで下がってくれる」のです

つまり、皮膚に適切な刺激を与えることで過敏な感覚が「やや鈍くさく」なるのです

そこに、川本が推奨している皮膚(神経)刺激です

 

注)皮膚刺激による「知覚神経や樹状細胞が元の位置に下がる」という実験はされていないようですが、川本療法(88年間の歴史)で皮膚を刺激することで多くの方々の感覚過敏が軽減傾向になり、多種の疾患が軽減している統計学を根拠とさせて頂いています

感受性やアレルギー反応が強過ぎる方は、是非、皮膚(神経)刺激を日常に取り入れてください

 

 

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