・線維筋痛症改善報告、川本なりに線維筋痛症を科学する①
川本治療所です
本院は西宮ですが、月に1度東京・駒込サロン(12年目) 名古屋伏見サロン(11年目)での施術も行っています
電話0798-33-4557 お気軽にお問い合わせください
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■6月15日東京 29日西宮 7月2日別府にてアドレナルセラピー「自分へ」開催
6月15日 東京 予定していた人数30名に達しましたので締め切りさせて頂きます
6月29日西宮は、13名に達しまして川本治療所での限界人数 今後増えましたら会場を変更して開催します
7月2日 別府 15名募集 あと2名募集
セミナー詳細はhttps://karada-naosu.com/blog/?p=5002
川本式の姿勢・歩行改善法もセミナーでだけで公開している手法です
皮膚と副腎の関係を初め、身体の仕組みが学べ、たま、自宅ケアを学んで頂けるセミナーです
ご参加お待ちしております。
■注意)別府のセミナーの申し込みは6月の西宮・東京のセミナーの申し込みと違いますのでよろしくお願いいたします
申し込み方法は、川本治療所でもお受けします
開催日時: 2025年 7月 2日(水曜日) 11時30分から17時30分予定
開催地: ひろみや Tojistay 3階
〠874-0041 大分県別府市井田4組
お問い合わせ: akinoki.315@gmail.com
定員15名
受講料 11000円(税込)(通常の自分へより時間が短いのでこの価格となります)
■線維筋痛症2例 改善報告
1例目 30代女性Mさん 幼少期から父親の言動・行動に怯えて育ち、いつもビクビクする生活
父親のあまりのプレッシャーに耐え兼ねて家出をして保護されてことがあるほどでした
病名は、・副腎疲労 (コルチゾール検査) ・双極性障害 ・眩暈 ・粉瘤 ・急性膵炎など列記しきれないほどの疾患で来院 そして、、、線維筋痛症を併発
そして、Mさんは感受性が強すぎるタイプそこに脳神経伝達物質をフル稼働させるタイプ
Mさん曰く、占いに行き、占ってもらう過程で、「この占い師さんが何を言うか先に見抜くことができる」という特技があると言っていました
それほど過集中でき、また、洞察力があるほどの感覚の持ち主で、そこまで過敏になると、低気圧や人の気配、また、その場の雰囲気なども感じとり過ぎてしまうことで、更に持病が悪化していました
●当時、最先端の栄養療法を取り入れコルチゾール唾液検査なども駆使し、有名な心療内科に通い精一杯頑張ってこられました
デパスやリーゼを初め向精神薬多数 栄養療法クリニックで複数のサプリメント しかし、改善せづ
ある時「何とかしないと」と思い、デパスを断薬するが、一気に不調傾向に、、、、、
朝は、全身痛と眩暈と全身疲労で、母親に来てもらって旦那さんの食事の用意などをしてもらっていました
何をしても良くならないことで京都まで、「不思議な治療をする療法」にも通いながら川本治療所に来院
来院時、私(川本)として、一番、困ったことは、全身痛です 私は皮膚(神経)を刺激する治療家です。その皮膚を触らしてくれない、、、、、「翼をもがれた鳥」の状態でした
次に困ったことは、ストレス時に起きる原因不明の繰り返す「みぞ落ち痛」です この症状が出るとMさんの身体や精神が乱れリーゼにに手が伸びます
そこで、まず、なぜ、線維筋痛症になるのかのメカニズムを説明、皮膚刺激が一番の薬であると説明し、色々な方法で皮膚を刺激していきました、、、、が、当然ながら、超過敏な皮膚を触るのですから、最初は「無理。無理です」の連続でした
しかし、お互いが良く話し合い、この局面を乗り切っていきました
一歩一歩、進んでいき、温圧器具で温めることはできるようになり、また場所によっては、指刺激を受け入れてくれるようになっていきました
●丸重君開発秘話 温圧器具・丸重君の画像はhttps://kawamoto-r-1926.com/hanbai.html このページを参考にしてください
Mさんの皮膚刺激、、、、拒まれないようにするには何か無いか? と試行錯誤していました。
何をしても、皮膚の奥の神経まで到達できず、神経を刺激できないことで急性膵炎(みぞ落ち痛)も回復できずでした
ある時、トレーニング用に置いていた「メディシンボール」で刺激してみたら、「痛くない」とのこと、、、
しかし、皮膚は痛くはないけど「奥には効かない」というコメントを頂き、それをヒントに分厚いビニール袋を3重にして、そこに「砂」をぎっしり入れて袋を縛り、ボール状に近い形状にして押してみました
そうすると「皮膚の痛みはマシで、やや奥にも効く」というコメント、、、、、
そして、「メディシンボール」と「ぎっしり砂」との融合で、重さ3㎏、中に砂鉄を詰めた「丸重君」が誕生したのです
この丸重君のお陰で、Mさんの皮膚への刺激量が増え、また、奥の神経にまで刺激が到達するようになり、徐々に徐々に、様々な疾患が軽減していきました
現在は旦那さんの仕事を手伝い、フルに仕事もできるようになりました。また自転車を購入、車にのせて旅行にいき、旅先で自転車を乗るという夢を実現させました
しかし、根底にある、動物的な感覚をもっているので、何かあると、不調気味になりますが、それでも悪化し過ぎずに元気で生活できています
■川本的に線維筋痛症を科学する①
まず、見てほしいのが私の親指の写真です
付け根の「腫れ(変形)」が分かりますね
37年前に故・重雄(祖父)に弟子入りし、37年間で述べ、9万人以上の患者さんを指圧してきました
私が指圧をし始めた時代は、「強く押してほしい」という要望が多かったのです
その時、私は若かったので、患者さんから「若先生、もっと強く押して、、、」「若先生、若いんやからもっと強めに、、、」とよく言われたことを思いだします
その強圧を長期間したことで、親指は腫れ、やがてそこが固まり、このような指になったのです
ただ、いまとなれば1つの「勲章」でもあります おじいちゃん(重雄)の指、そっくりだからです
欠点といえば、指相撲が「世界一弱い」ことです 変形し固まっているので相手の指から逃げることができないからです。笑
●時代によって圧は変化する
先ほど上述したように、35年前よりもかなり以前から、祖父の指も変形していたことから、もっと前から「強い圧が望まれていた時代」と考えています
ここで、海外に目を向けます
ヨーロッパやアメリカの方は、実は「指圧を嫌う傾向が強い」のです
なぜ、そうなったかですが、私は「歴史と圧」が関係していると思っています
昔、ヨーロッパは多くの国を植民地支配してきました、その後、アメリカも追随しました。そのような争いの歴史を経て、ヨーロッパやアメリカの人達の「皮膚はかなり過敏」な状態に変化していったのではないかと推測しています その背景には副腎疲労があると私は考えています
それを証拠づけるのが、ヨーロッパ・アメリカでの皮膚刺激の主流は「オイルマッサージ」です。オイルマッサージは痛くなくリラクゼーションが高まることと、オイルを使用することで、「直接皮膚には触られていない(オイルが干渉作用している)」のです
川本治療所にも時々、海外の方が来院されますが、ヨーロッパやアメリカの方は、「皆さん、痛がり」です
はっきりと表現する国民ですから「なぜ、リラックスにきているのに痛くするのか?」と質問してきます。その時に、海外の方に、神経刺激の有効性を唱えても、継続治療に来て頂けないので、要望通り弱い気持ちいい圧で施術します
一方、タイや台湾などの国々のマッサージは「超痛い」ですね 日本も昔、そうだったように、肉体労働の国は、「筋肉を強い圧でほぐしてほしい」という要望がまだあるからです 近い将来、タイや台湾のマッサージも「弱い圧に変化してくることは、ほぼ、間違いないでしょう」
近年、日本から「按摩(あんま)」療法が消えていった、、、、
昔、商売人で裕福な家は、按摩屋さんに来てもらって按摩するという文化がありました 現在、川本治療所に通っている高齢の患者さんから「父が按摩屋さんに来てもらった時に私もしてもらってたんよ」という話をよく聞きました
按摩屋さんの圧が強かったことを証明する「もみお越し」とうワードをお聞きになったことがありますね
この「もみお越し」とは、組織(筋肉や神経、また脂肪など)を強く捏ねる(もむ)ことで、患部に炎症が起きます その炎症箇所を修復しに血液が集まります 損傷個所を修復のために、多くの集まった血液のせいで「腫れや熱感が生じる」のです、、、、これが、所謂「もみお越し」です
「しこり」とは、患部修復に集まり過ぎた血液が冷やされることで硬化してしまった残骸が「しこり」なんです
そのことで、按摩屋さんに頻繫に通っていた方の「肩付近は大きなしこりが点在しているのです」それほど、昔の按摩屋さんの刺激は強かったという証拠ですね
その按摩屋さんですが、皆さん、最近、町を歩いても「按摩」という看板を目にすることはほとんど無いでしょう
なぜかというと、上述してきたように、「時代と圧」が関係しているからです
日本は、ヨーロッパやアメリカのように植民地支配はしていませんが、年功序列終身雇用の時代が終わり、厳しい競争原社会になったことで、副腎が疲弊してきたのです
そのことでヨーロッパやアメリカの方々のように「やみくもに強い圧が嫌いになってきているにです」
川本なりに線維筋痛症を科学する① 「時代と圧の強さと副腎疲労」について述べさせて頂きました