逆流性食道炎の真の原因
川本治療所・川本です。
来週5・6日と東京の治療です。関東方面の方で体について気になっている人はご連絡ください。
現在、私が運営するサイト「病気の治療所」で動画を配信しています。
川本療法の「基礎」をわかりやすく説明しています。興味のある人はメルマガに登録して、ぜひ動画を閲覧してください。
今日は、逆流性食道炎の真の原因についてです
■胃が弱いと健康維持が難しい
痩せ形体質や逆流性胃炎、またはサプリメントの効果が出にくい人の背景に、胃弱体質があります。
一般的に日本では、胃弱とは胃酸が出過ぎる「胃酸過多」や胃酸が少ない「消化不良」のタイプに分かれます。
しかし、本来の胃弱とは胃酸のPHが2~2,8の強酸性ではなくなっている状態をいいます。
つまり胃弱とは、胃酸の量が多い少ないではなく、胃酸のPHが酸性ではなくなり、ややアルカリ性に傾いてしまっている状態なのですね。
そのような状態を「低胃酸症」といいます。
■低胃酸症の方の症状をまとめます。
1、食事をしても、しっかり食材を分解できないことで栄養素の獲得効率が低くなる
2、未消化な食材は小腸から吸収されず、大腸に達し悪玉菌の餌となり、悪玉菌が毒性のあるたんぱく質を合成する
3、「2」のことで、お腹が張ったり匂いのあるガスが出る
4、胃酸のPHが弱いと食材を消化力が低下し、未消化な物質を十二指腸は受け入れない
そのことで、胃と十二指腸を隔てている「弁」が開かない
5、「4」のことで、未消化な食材(胃酸も含む)は十二指腸には運ばれず、未消化な物質(胃酸も含む)が長時間、胃に留まる
6、「5」のことで、胃酸は食道のほうに逆流する。
つまり、いわゆる逆流性食道炎とは胃酸過多の状態ではなく、PHがアルカリ側に傾くことで、消化力が低下し未消化な食材が十二指腸に移行できない状態といえます。
したがって、逆流性食道炎の治療に、胃酸を抑える薬が処方されていますが、そのことに疑問を感じて頂けたかと思います。
長期にわたり、胃酸を抑える薬を服用しても症状が改善しない方は、一度、思考を転換してはいかがでしょう。
なぜなら逆流性食道炎の発症原因は胃酸過多ではなく「低胃酸(PHがアルカリ性になる)」の可能性が高いからです。
低胃酸症の方は、食材の分解が苦手なだけではなく、高濃度のサプリメントを服用しても、それらを消化・分解できないことで、高価なサプリメントの効果を感じにくい場合が多いです。
■腸に影響を与えるのは「胃」である
世間では挙って、「腸が大切」ということが言われています。
しかし、まずは「胃」の強さが重要なのではないでしょうか。
胃がしっかりと食材などを消化・分解できてこそ体内に必要な栄養素を獲得できるからです。
また、上記「②」で述べたように、腸内細菌と悪玉菌の関係も背景に「低胃酸」があることを認識してください。
低胃酸症を改善するためには、サプリメントや梅肉エキスなどを用いますが、それに加え、副腎疲労が低胃酸症と強く関係しています。
したがって、川本療法では胃の改善に副腎へのアプローチは必須であると考えています。
お知らせです 。今日のブログに書いた内容が「病気の治療所」のこのぺージで詳しく述べていますので参考にしてください。
身体にことや治療法に関するお問い合わせは、HPの右上のメールアドレスをクリックしてメールして頂くか、「病気の治療所」のお問い合わせフォームよりメールしてください。
また、電話でも受け付けています。0798-33-4557です。