セロトニンとメラトニンについて
西宮の川本治療所です。
今日はセロトニンの材料と精製場所について。
土曜日はサマータイムで通常8時半から治療をしますが、5月末から7時15分スタートで治療しています。
早く終わった後、ゆっくりとスタッフと昼食をします。 朝は気持ちいいですね。
朝7時の院内の写真。中庭に朝日が。 セロトニン上昇中。因みに写っている人影は、私ではありませんから。(笑)
セロトニンからメラトニンに変化し睡眠へと誘い(いざない)ます。
うつ症状の方はSSRIというセロトニンを脳内に長く留まる薬を処方されます。という事はセロトニンが脳内に存在すれば、うつ症状の改善につながるという事ですね。
ではセロトニン自体を薬で飲めばと思われてる方がいるのでは。薬でセロトニンを増やす事は現時点では難しいようです。
では我々の体はセロトニンをどの様にして作っているのか?
それは前回のブログに書いた、トリプトファンというアミノ酸とビタミンB群、マグネシウムや亜鉛などが結びつきプラス、ビタミンDが中心の材料になります。
トリプトファン?が多く含まれる食材は?(量の多い順に)
① すじこ ②ひまわりの種 ③ たらこ ④動物の内臓 ⑤ しっかり発酵された硬いチーズ ⑥納豆 ⑦ アーモンド ⑧ 本当の蕎麦 ⑨玄米 ⑩ 豆乳 などが材料となります。
なんか医師から食べてはいけない、と言われているのが多くないですか?しかしセロトニン精製には上記の栄養素が中心になります。
ではこの材料を利用して何処の臓器で作られているのでしょうか?
胃で栄養素をしっかり分解してその栄養素が肝臓にいき、肝臓がそれらを合成してセロトニンが出来上がります。
現代人は精製炭水化物の摂り過ぎで、インスリンは疲弊しています。インスリンの本来の仕事の1つに、「トリプトファンを脳内に運ぶ」というのがあります。
しかし、現代人のすい臓はインスリンを多く出し過ぎ(糖質の処理に追われ)疲弊しています。したがって、質の悪いインスリンではトリプトファンを脳内に運び込むことができません。
トリプトファンが脳に届かいのでセロトニンの合成量がへります。
セロトニンは薬では増やすことは出来ません。 食事から増やす事を考えて下さいね。
セロトニンが増えると、メラトニンに変化して良い睡眠へと誘ってくれます。この話を本来は心療内科の医師が声高く患者さんに指導して頂きたいですね。
では川本治療所の食事の考え。 私は、2年間「玄米菜食」を厳格にし、続いて1年半「フルーツ、生野菜中心食(体調不良で断念)」をし、最近2年半は「炭水化物抜き」を実践してきました。
現在は週末は自由な食事、平日は炭水化物を極力減らす事を心掛けています。
私は、自分の体験を患者さんに説明します。体験していないのに、コレが良い、コレが悪いは無責任と思うからです。
どの食事法が私にとっては良かったか。
断然「炭水化物を減らす方法です」 あらゆる変化が出ました。
目の見え方。歯茎の劇的な変化。疲労感が無くなりました。低血糖も改善し、書き尽くせないほど元気になりました。
玄米菜食の時やフルーツ中心の時を考えると、恐ろしいほどです。
色々体験をし、色々な先生方の指導を仰ぎ行き着いた食事は。
①空腹時に「精製炭水化物」を食べない。
②酸化した油(高温で調理した油)を減らして良質の油(鱈の油、月見草など)をしっかりと摂取する。
です。 これなら皆様も出来そうでしょ。
糖質ゼロも「エリスリトール」を中心にして、合成の「アステルファムk」や「スクラロース」類は取り過ぎない。 腎臓に負担をかけます。
では、次は食事を改善しても病気が好転しない訳を綴れたらと思います。
ブログ内容をより掘り下げた川本治療所の考えを纏めたサイト「病気の治療所」を書いています。そちらにも一度ご覧下さい。
身体にことや治療法に関するお問い合わせはHP右上にあるメールアドレスをクリックしてメールしてください。
また、電話でも受け付けています。0798-33-4557
一人で悩まずに気軽な気持ちでご連絡ください。 では。また。