胃ではなく、十二指腸が弱いかもしれません。消化管ホルモンを理解する
川本治療所です
本院は西宮ですが、月に1度東京・駒込サロン(12年目) 名古屋伏見サロン(11年目)での施術も行っています
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■6月15日東京 29日西宮 アドレナルセラピー「自分へ」開催
詳細はhttps://karada-naosu.com/blog/?p=5002
下記に書いた、川本式の姿勢・歩行改善法もセミナーでだけで公開している手法です
皮膚と副腎の関係を初め、身体の仕組みが学べ、たま、自宅ケアを学んで頂けるセミナーです
ご参加お待ちしております。
■7月2日 九州の別府にてアドレナルセラピー「自分へ」開催します
予てから九州でのセミナー開催を考えていましたが今回、ご縁があり7月2日 別府にて「自分へ」開催させて頂きます
注意)別府のセミナーの申し込みは6月の西宮・東京のセミナーの申し込みと違いますのでよろしくお願いいたします
申し込み方法は、川本治療所でもお受けします
開催日時: 2025年 7月 2日(水曜日) 11時30分から17時30分予定
開催地: ひろみや Tojistay 3階
〠874-0041 大分県別府市井田4組
定員15名
ひろみやご案内
https://maps.app.goo.gl/MUNraA6Ywr4iMjAU9?g_st=com.google.maps.preview.copy
■「胃が弱い」と思っている方は、消化管ホルモンを理解すれば、弱いのが「胃だけではない」ことが分かります
消化管ホルモン、、、、、あまり、聞きなれない言葉ですね
この消化管ホルモンの作用があることで、各臓器から消化酵素が分泌されます。逆に消化管ホルモンが出ないと消化酵素も出ないのでとても重要な物質といえます
例えば「集中しているとお腹が減らない」と感じますが
このことは、副腎からホルモンが生産されているからです
副腎ホルモンが生産されている時は交感神経優位になっていることで、胃で生産される消化管ホルモンの「ガストリン」が生産されないことで、胃や十二指腸の働きは低下します
ここで消化管ホルモンのおさらいをします
視覚・匂い・噛んだ感じなどの情報が出て、胃に物が入っていくと、迷走神経の作用でG細胞を刺激され「ガストリン(消化管ホルモン)」が胃の壁細胞を刺激することで胃酸が分泌され消化が始まります
胃での作用が終わると、次は食材が十二指腸に運ばれていきます
●十二指腸、、、、重要です。十二指腸が弱いと思っている方はとても少ないですね 実は十二指腸での消化管ホルモンの生産が弱いと胃を含めた消化全体が弱いと感じるのです
「十二指腸の重要性」
唾液と胃酸で粥状になった食べもの(酸性状態)は、胃から十二指腸へ運ばれていきます
胃酸で分解された酸性食材に刺激され、十二指腸のS細胞からセクレチンが分泌されます セクレチンは胃酸の分泌抑制し膵臓に働きかけて膵液の分泌を促進します
酸性食材が流れてくることで十二指腸内は酸性になりますが、十二指腸はアルカリ性で働く臓器、、そこで膵臓から分泌される膵液(アルカリ性)で酸性食材を中和します
また、十二指腸のi細胞からコレシストキニンが分泌されます。コレシストキニンは胆のうを収縮させ、胆汁酸の分泌を促進させます
コレシストキニン→胆汁酸は、脂質を乳化してくれることで、膵液(リパーゼ)の作用が向上します。つまり、膵臓負担が減るということです なので、胆のうの摘出や胆のうの働きが弱い人は膵炎になり易いのです
十二指腸のk細胞から胃抑制ぺプチド(GIP)(消化管ホルモン)が生産され「もう消化できたから胃酸さんいらないよ」と胃酸の分泌を抑制します 同時にインスリンの生産を促します
皆様、十二指腸から生産されるホルモンがこんなにあるとは思っていなかったでしょう
消化管ホルモンは消化器の働きの安定や消化酵素の分泌に大きく関与しています
つまり、消化プロセスの全体に関与しているということです
●十二指腸を回復させるには、背中を中心に、特に胸椎の4番から9番付近を自分刺激していきます
動画参考にしてください https://www.youtube.com/watch?v=w_3VKI6PYOg
最後に、消化管ホルモン、また、消化酵素の働きを抑制してしまうのは、感覚過敏や慢性疾患、また、頑張り過ぎる性格による「副腎が過剰に働いてしまう」ことで、交感神経優位になり、消化管ホルモンや消化器の働きは低下します
その副腎ホルモン優位の生活を、緩めるのにも自宅ケアは重要です