ヒスタミン反応を正常化させることが先決である

 体や心が弱ると、自分を守ろうとし過ぎる
現代人が多く罹患する病気に、アレルギー・膠原病・自己免疫疾患があります。それらの病気の共通点は「自分自身を守ろうとし過ぎる」ことで発症します。

 

なぜ、自分を守り過ぎるのかというと、現代人は頑張り過ぎやストレスの影響で体や心が弱っています。そのことで花粉などの外敵や体内で発生する毒素に過剰に反応してしまいます。

 

それでは、身体のどの部分で、外敵や体内毒素を感知し過ぎているのでしょうか? それは皮膚や肺、または胃や心臓などに多く備わっているヒスタミンという物質が異物を感知しています。

 

ここでヒスタミンという物質について説明します。

 

 ・ヒスタミンとは:
じんましんなどアレルギーの原因とされているヒスタミンは、一般的には「悪者扱い」されています。しかし本来、ヒスタミンの働きは体の生命維持には欠かせない化学物質です。

 

その働きは、脳機能の調整にはじまり、神経伝達を円滑にしたり、胃酸の分泌や血管収縮・拡張、または筋収縮など 体の機能に幅広く働きかけています。

 

ヒスタミンは肥満細胞(MAST Cell)でつくられ、人の体では皮膚、肺、胃で最も量が多く、脳と心臓をはじめ全身に分布しています。

 

ヒスタミンは通常、白血球や肥満細胞に格納され存在し、ウィルスやアレルギー症状の原因物質となる花粉・ダニ・ハウスダスト・ペットのフケなどが体内に侵入してくると活性化され、生体システムを防御する最初の防衛化学物質として血液細胞中に放出されます。

 

放出されたヒスタミンは、ヒスタミンの受容体(H1レセプター)と結合し、体内に侵入した病原体や毒素が全身に拡散しないように異物に対し反応性を高めます。つまり、反応性を高める(炎症を起こす)ことによって、外部から侵入した異物から細胞を守る働きをしています。

 

 

血管拡張後に過剰収縮・血圧降下・血管透過性亢進・平滑筋収縮を担います。

 

*注:血管透過性亢進とは、血管内皮細胞の間隔を拡張させることで血管の収縮を増大させるとともに、貪食細胞(マクロファージ)や白血球などの細胞が血管をすり抜けて、炎症部位へ運ばれやすくする状態を言います。

 

 

鼻水、咳、くしゃみ、目の痒み、じんましんなど、アレルギー症状が発生する背景には、ヒスタミンが過剰に生産されることによって、血管透過性亢進を伴う血管の拡張、収縮によって細胞の浮腫、炎症の憎悪が拡大することがある。

 

 

 

川本療法の神髄を伝授:無料メルマガ登録




セミナーの開催


ヒスタミン反応を正常化させることが先決である


ヒスタミン反応を正常化させることが先決である


HOME プロフィール 川本療法の特徴 料金・診察時間 セミナー開催 お問い合わせ