脳細胞に侵入した異物と頭痛の関係

現代に生きることは過酷である

現在に生きる人は、息をしても水を飲んでも食事をしても、何らかの化学物質を取り込んでしまいます。

 

例えば、細菌やウイルスが体外から侵入してきても、免疫反応によりそれらを殺すことができます。なぜなら、細菌・ウイルスは生命体だからです。(殺すことができず細菌・ウイルスに侵される場合もあります)

 

一方、化学物質は細菌・ウイルスとは違なり、そもそも生命体ではありません。そのことがとても大きな問題なのです。

 

細菌・ウイルスは生命体であり、免疫の作用で死滅させることができることはお伝えしました。

 

しかし、化学物質は、「生命体でない異物」なので、免疫が武器(活性酸素)を駆使し、化学物質に攻撃したとしても、元々生きていないので死なないということです。

 

生命体ではない化学物質を殺そうと免疫は攻撃しますが、生命体ではないために化学物質の構造に変化はでません。そのことで免疫は更に攻撃を仕掛けていきます。

 

化学物質を手ごわい生命体と勘違いし、免疫は武器である活性酸素を大量に放ちます。その活性酸素の攻撃が化学物質が、存在する近辺の正常細胞にまで及んでしまいます。

 

 

PM2.5などの微細な化学物質が脳内に入る


ひと昔には存在しなかったPM2.5やマイクロプラスチックなど、現代社会には微細で体内の奥深くまで入りこむ化学物質が増えています。

 

そのような微細な化学物質が脳内に侵入していることが近年、明らかになりました。

 

脳内に入った化学物質を免疫は攻撃します。上述したように化学物質は元来、生命体ではないので死滅しないことで免疫は更に攻撃を強め、脳細胞にまで攻撃を及ぼし脳細胞を傷つきます。

 

そのことで頭痛を発症します。

 

 

損傷した脳細胞を修復するために体液が集まる


脳内に侵入した化学物質を免疫が攻撃することで正常細胞が損傷します。その損傷部位を修復しようと、血液が患部に集まってきます。

 

患部に血液が急激に集まることで、血管と血液との間に強い摩擦が生じ炎症が起きます。そのことで二次的な頭痛が発症してしまうのです。

 

現代に生きる人は、化学物質を避けることはできません。しかし、全ての人が化学物質の影響を受けるわけではありません。そのことに不思議さを感じませんか?

 

それでは、化学物質に敏感に反応する人、反応しない人の差はどこからくるのでしょうか?

 

私は、個人個人の異物への感受性の違いがあると推測しています。食材でアレルギーが出る人、出ない人があるように、皮膚や粘膜の感受性の違い、また免疫反応の対応の違いがあると思います。

 

分かりやすく説明すると、侵入してきた化学物質を「とても怖い敵が襲ってきた」と過剰に反応し攻撃してしまう人とそうでない人がいるということです。

 

過敏になっている皮膚や粘膜、また免疫の感受性を正常に戻すことはできるのでしょうか?

 

先人は、「乾布摩擦で喘息が治る」と説きました。その真意は、硬い布などで皮膚を刺激することで、過敏な皮膚・粘膜の感受性が正常化しさらに免疫反応も安定するということを説いていたのです。

 

先人の知恵には驚かされます。

 

私の治療方針の1つに、自宅でおこなう「自己指圧の重要性」があります。医師や治療家に診てもらうのは1カ月に数日しかないので、診察がない日に、自宅でケアをすることを指導しています。

 

自己指圧を実践することで、皮膚や粘膜、または免疫の感受性が安定するからです。難しい病気ほど、地道な努力が必要である。その努力の方法の1つに、自己指圧があります。

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