脳に血液が不足すると頭痛になる:性格と体質との関係

 

頭痛は病気である


頭痛で悩む人は全国で3000万人いるといわれています。しかし、頭痛の原因は病院で特定されることはほとんどありません。なぜなら頭痛発症のメカニズムは多岐にわたるからです。

 

前ページでは「脳に血液が行き過ぎて頭痛になる」メカニズムを述べましたが、今回は前回述べた理屈とは全く逆の「脳に血液が不足すると頭痛になる」について述べていきます。

 

このように頭痛の原因が特定できないのは、精神面や体の特徴、または食事などが複雑に絡み合って頭痛が発症するからです。

 

 

痩せ型タイプに多い頭痛


「脳に血液が行き過ぎて起こる頭痛」のメカニズムは、次のとおりです。まず、脳に血液が行き過ぎることで血管が「ズキン、ズキン」と脈を打ちます。そしてその脈が、血管と並走している神経に接触することで痛みを感じます。

 

ここでは、上記とは全く逆の理論、「脳に血液が不足することで起こる頭痛」について述べていきます。

 

このタイプの頭痛を発症する人は、性格や体質に次のような特徴があります。

 

 @遺伝的な要素や後天的な原因で、心臓のポンプが弱く血液を強く押し出せない

 

 A遺伝的な要素や後天的な原因で、肺活量が少ない

 

 B完璧主義で緊張が過ぎる性格のために、普段から呼吸が浅い

 

 C遺伝的な要素や後天的な原因で腎機能が弱く、乗り物ですぐに酔ってしまう

 

 D慢性的な手足の冷えがある

 

 E胃が弱いことで動物性タンパク質を敬遠し、ビタミンB12の摂取量が少ない

 

上記したような理由とそれ以外にも、肝臓でのコレステロールの合成力が弱いなども脳に血液が不足する原因です。

 

 

脳に血液が不足するタイプは心臓・肺・腎臓が弱い


脳に血液を送り込むポンプの役目をしているのが心臓です。人によっては心臓のポンプが弱く血液を全身に送るのが苦手となっています。いわゆる低血圧の人です。

 

このような人は、脳に届く血液量は少ないことが推測できると思いますが、困ったことに、このタイプでは肺機能も弱く、一度に多くの酸素を吸えない人が多いです。

 

さらに、腎機能も弱く、「赤血球を造血する作用のあるエリスロポエチン」というホルモンの合成力が弱いことも特徴です。

 

ようするに、腎臓でのホルモンの合成力が弱いことで赤血球は造血されず、さらに肺機能が弱いことで酸素を取込む量が少なく、赤血球内が酸欠状態になります。

 

そこに心臓機能が弱い(低血圧)ことで、脳内に運び込まれる赤血球の量が少なくなります。このような状態では脳は酸欠になり、いわゆる虚血性頭痛を発症します。

 

虚血性頭痛の特徴は、片頭痛のような痛みを感じるのではなく、こめかみ付近を締め付けられるような感覚を覚えます。さらに、貧血のような症状で軽い吐き気を感じることが多いです。

 

 

虚血性頭痛を発症するタイプの性格は、完璧主義者が多い


脳が酸欠になる原因の1つに「性格」が関係します。人は緊張すると交感神経が優位になり呼吸は浅くなります。その証拠に、人前で話をしたり歌を歌ったりする前には深呼吸をして酸素を取り込もうとします。
完璧主義で依存心の少ない性格の人は、自分や他人にも厳しく、常に緊張して生活しています。そのような人の呼吸は浅く、集中している時には呼吸を忘れてしまうほどです。

 

そうなると、赤血球と酸素が結合しにくいことで脳内は酸欠状態になり虚血性頭痛を発症します。

 

 

虚血性頭痛を発症するタイプは胃が弱い人が多い


血管の中を血球(血液は1つ1つ玉のようになっている)が流れることで栄養や酸素が全身に運ばれます。その際に、血管と血球は一定の抵抗(摩擦)があることで栄養が「血管壁から滲み出て」細胞に届けられます。

 

血管の太さは体の場所によって異なり、太くなったり細くなったりします。その血管の中を通る血球も血管の太さに応じて変化する柔軟性が必要になります。

 

ようするに、血管と血球の双方ともに柔軟性があることで、血管と血球は一定の抵抗(摩擦)を保つことができます。

 

また、血管と血球の柔軟性を保持するには、ある種の栄養素が必要になります。

 

ここで、胃弱の人になぜ、虚血性頭痛が多いかをまとめます。

 

 @血管の柔軟性を保持するためには、コレステロールが必要である

 

 A血球の弾力性を保持するには、ビタミンB6とビタミンB12が必要である

 

 B血管・血球の通過障害を助長する食べ物は糖質である

 

上記したように、血管や血球の弾力性の保持には「@やA」の栄養素が必要です。

 

「@」で示したコレステロールを合成するには、卵や魚介類、または内臓を摂る必要性があります。

 

「A」で示したビタミンB6は、ニンニクと酒粕を除けば動物性タンパク質に多く含まれています。また、ビタミンB12に限っては動物性タンパク質にしか含まれていません

 

しかし胃の弱い人は、動物性タンパク質や脂質を嫌う傾向にあります。なぜなら、肉や油は消化に悪いと思っているからです。したがって、胃弱の人の食べ物の中心は炭水化物になります。

 

炭水化物が多く、タンパク質や脂質の摂取が少ないことで、上述した血管や血球の弾力性に必要な栄養素は不足してしまいます。一方、炭水化物には多くの糖質が含まれ、その糖質を代謝できないと血液は粘り血液の流れを悪くしてしまいます。

 

上記したように胃弱の人は、血管や血球の弾力性に必要な栄養素を摂らないので血管は硬くなり、さらに血管を通る血球の弾力性も乏しくなることで細胞に栄養が届きにくい状態になります。

 

また、糖質の過剰摂取で糖代謝が低下すると、血球と血球は結合してしまい血液はスムーズに流れることができず、さらに脳への栄養供給ができにくい状態になります。

 

 

手で治療し自律神経を安定させることが大事である


上述してきたことが虚血性頭痛を発症理由です。一般的に頭痛発症の原因と「心臓や肺、または腎臓、性格や胃弱」などは関係ないように思われますが、それらの機能が低下することで、脳に行く血液が不足し頭痛が起こります。

 

慢性的な頭痛で悩む人が多くいます。しかし、世界最高水準の日本の医療技術を駆使しても慢性頭痛の治療法は確立されていません。

 

私は多くの頭痛患者を診てきた経験から、頭痛には多くの種類があり、また頭痛を発症する人間のタイプも数種類あると考えています。したがって、頭痛を回復させるには、一人一人の性格や体の特徴を観察し、食事法やサプリメントを選択する必要があります。

 

また上記の事に加え、どのようなタイプの人であれ、体を手で施術することは必須と考えています。なぜなら、手の施術は患者の自律神経を整え、さらに弱い臓器を回復傾向に向かわせる可能性があるからです。

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