頭痛の原因:女性ホルモンの関係

 頭痛の原因は多岐にわたる
全国には頭痛で悩んでいる人が3000万人いるといわれています。しかし、世界トップの医療水準を持つ日本の医療機関でも頭痛の原因の究明は難しく、薬による対処療法が中心です。

 

頭痛の原因は性格や体質、生活環境が複雑に絡み合って発症します。今回述べていく内容は「女性ホルモン」についてです。

 

 月経時の片頭痛は多くの女性が経験する
頭痛とホルモンの関係で、多くの女性が体感したことがあるのが月経時に起こる頭痛です。若い女性の半数は月経時に頭痛を体感しています。

 

実際に月経開始の2日前から月経3日目までの間に頭痛を発症する例が多いですが、その背景には女性ホルモンが関係しています。

 

女性ホルモンには卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)があります。月経時の頭痛に関係しているホルモンは卵胞ホルモン(エストロゲン)です。エストロゲンの分泌量は月経が始まる2日前〜月経3日目まで減少し、その後少しづつ分泌量は上昇します。

 

月経時に起こる頭痛時期と、卵胞ホルモン(エストロゲン)が低下する時期がほぼ同時期なことから、卵胞ホルモン(エストロゲン)との関係が考えられます。

 

また、月経時以外に卵胞ホルモン(エストロゲン)が減少する排卵日の前後にも、頭痛を訴える人が多いことからその関連性は強いと考えられます。

 

卵胞ホルモン(エストロゲン)が低下した際に頭痛が発症するは、卵胞ホルモン(エストロゲン)が低下した場合に、セロトニンという脳内物質も減少するからです。

 

セロトニンの働きの1つに血管を収縮させる作用があります。しかしセロトニン量が減ることで脳の血管は急激に拡張し、大量の血液が流れ込んできます。

 

その流れ込んできた血液を受け入れる血管の状態により2種類の頭痛が発生します。それをまとめます。

 

 ・血管壁に一定の硬さがなく膨張する:片頭痛タイプ
セロトニン量が低下して血管が拡張した時に急激に血液が流れ込んできます。その血液を受け入れる血管の壁に「一定の強度がない」と血管は膨張し「ズキン・ズキン」と脈を打ちます。その脈が並走している神経に触れ片頭痛を発症します。

 

 ・脳内に栄養が不足していて血管を収縮させる:広範囲に頭痛が出るタイプ
月経時の頭痛は何も片頭痛と決まっている訳ではありません。中には広範囲にきつい頭痛を発症する人もいます。その発症理由は、セロトニンの作用で血管が急激に拡張するまでは同じです。しかし、急激に流れ込む血液を察して、今度は血管を急激に収縮させます。

 

庭で水をまく際に、ホースの先をつまむと遠くまで水が飛ぶ理屈です。それではなぜ、血管を収縮させるのかというと、そのタイプの人は、脳に必要な栄養素が常に不足しているからです。

 

したがって、流れ込んできた血液を血管を細くすることで栄養を末端まで届けようとします。しかし、急激に流れてくる血液に対し、血管を細くして対処することで、血管の内壁と血液の間で抵抗(摩擦)が高まりすぎて、活性酸素が発生し広範囲に頭痛が発生します。

 

 月経時期を把握し対応する
月経時期に発症する頭痛を軽減するためには、基礎体温を測り月経時期を把握する必要性があります。上述したように、月経時や排卵日に卵胞ホルモン(エストロゲン)が低下することで頭痛が発症するので、その時期を把握し頭痛に対応するためです。

 

月経時や排卵日に発症する頭痛の対応は、エストロゲンの減少を少しでも軽減させることができれば症状が軽くなります。そこで、婦人科などで勧められているのが大豆製品の摂取です。

 

大豆イソフラボンは、体内でエストロゲンに似た作用をするため、卵胞ホルモン(エストロゲン)の減少を防ぐ効果があります。したがって、月経時や排卵前からそれを食べることで、片頭痛に対して効果が高いといわれています。

 

それとは逆に、片頭痛を助長させる食材があります。それは、チーズ・チョコレート・ワインです。これらの食材には「チラミン」という物質が入っているからです。

 

チラミンの作用は、脳の血管を収縮させ、その後に拡張させます。したがって、月経時や排卵日に片頭痛になる人は避けた方が良いです。一方、血管が収縮して頭痛が発症するタイプは、チラミンを含む食材の摂取を試してしてみるのも1つの方法です。

 

月経時に起こる頭痛を、大豆イソフラボンを摂取することで軽減できることはお伝えしました。しかし、そのような一時しのぎの方法ではなく「根本的な解決法がないのか?」と考える人は多いです。

 

月経時に起きる頭痛のメカニズムは、その時期に卵胞ホルモン(エストロゲン)量が低下し、その作用でセロトニンも低下することで血管が拡張し発症することはお伝えしました。

 

しかし、頭痛がそのメカニズムで起きるのなら、全ての女性が月経時に頭痛を発症するはずですが、約50%の人は頭痛が起きません。そのことに不思議さを感じて下さい。

 

 女性ホルモンの材料であるコレステロールの質・量を向上させる
「月経時や排卵前に頭痛になる人、ならない人」の違いはどこに差があるのでしょう。

 

私は下記のことが頭痛発症の差ではないかと考えています。

 

 ・月経や排卵時期に頭痛を発症するタイプ:

 

 @卵巣で造られる卵胞ホルモン(エストロゲン)の質・量ともに必要量に達していない

 

 A「@」のことで、月経や排卵時期に卵胞ホルモン(エストロゲン)が減り過ぎる

 

 ・月経や排卵時期に頭痛を発症しないタイプ:

 

 @卵巣で造られる卵胞ホルモン(エストロゲン)の質・量が豊富である

 

 A「@」のことで、月経や排卵時期でも卵胞ホルモン(エストロゲン)は一定の質・量を保つ

 

上記したように、日常から卵巣で質・量に富んだホルモンが造れていれば頭痛の発症する確率は低下します。

 

 肝臓で合成するコレステロールが重要である
日頃から卵巣で造るホルモンの質・量を向上させておくことで、月経や排卵時期の頭痛の発症は回避できることはお伝えしました。

 

そのためには、卵胞ホルモン(エストロゲン)の材料であるコレステロールの質・量を向上させる必要があります。コレステロールの65%は肝臓で合成され、残りの35%はコレステロールを多く含む食材を利用して肝臓で合成されます。

 

したがって、質・量に富んだコレステロールを合成させるためには、肝臓機能を高め、コレステロールを多く含む食材を摂取するこが大切です。

 

一方、空腹時に摂取した糖質(炭水化物を含む)を材料に、肝臓で合成されたコレステロールは体内では使うことのできない質の悪いのもです

 

例えば、菜食主義の人やダイエットにより痩せ過ぎた人は、月経不順になることがあります。その理由はカロリーを気にし過ぎる余り、必須の栄養素であるアミノ酸や脂肪酸を摂らないことで、肝臓でのコレステロールの合成量が低下してしまうからです。

 

また、質・量に富んだコレステロールを合成してもらうためには、肝臓に負担をかけない生活習慣を心がけないといけません。

 

ここで、肝臓に負担をかける食材などをまとめます。

 

 @糖質(炭水化物を含む)の過剰摂取により、体内で余った糖は肝臓が処理しなけれならない

 

 A揚げもや高温で調理した油は過酸化脂質に変化しており、これらの過剰摂取は肝臓が処理しなけれならない

 

 B毛染めや日焼け止め、または化粧など皮膚に塗る化学物質は肝臓が処理しなけれならない

 

 C薬やサプリメントの過剰摂取は肝臓が処理しなければならない

 

上記した以外にも、現代社会には肝臓に負担をかける条件が多くあります。

 

月経や排卵時期に発症する頭痛の原因の1つに、一般的には関係のないと思われているコレステロールの質・量があります。

 

つまり、頭痛だからといって頭部付近に原因を探すのでははなく、頭痛が発症するメカニズムを把握し、適切な努力をするべきではないでしょうか。

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