痩せ型を元気にできるのか?

川本治療所です。

世間では太っている人を痩せさせる情報は多くありますが、痩せている人を元気にする情報は多くありません。痩せ型の方の多くの人は、太りたいと思っています。

しかし、これが中々簡単ではありません

痩せ型タイプは胃の不快感から、炭水化物と野菜が食事の中心になります。朝から胃が重い痩せ型タイプですが、朝食を食べねばと少量の野菜とトースト、ヨーグルトなどを無理に食べます。

朝に食べた炭水化物の影響で、10時半ごろ、空腹感と虚脱感=低血糖に見舞われ、そこでまたお菓子やパンケーキなどを食してしまいます。

また、昼食には「胃には優しい」と錯覚しているパスタやサンドイッチ(炭水化物)を食べます。その影響で16時頃に再度低血糖に。この時間帯は痩せ型にとっては「魔の時間」です。

なぜなら、副腎が一日のうちで最も疲労する時間帯だからです。

低血糖時には通常副腎ホルモンや甲状腺ホルモンが作用し血糖値を上げてくれます。しかし、副腎の弱っている痩せ型ちゃんはホルモン量が少ないので、低血糖を回避するのが苦手です。

さらにこの時間帯は1日のうちで最も副腎ホルモンが出ないこの時間です。したがって低血糖を回避できずません。ようするに、虚脱感=ホルモン低下時間と低血糖の構図ができます。

その際に、飴ちゃんやお菓子でしのぎ、一時的には元気になります。しかしその時に食べたお菓子が胃を圧迫し夕食が美味しくなく、消化不良気味な状態が続きます。

寝る頃にようやく空腹感と1日のストレス解消のため、煎餅やアイスを食べて満足・満足と思って眠りにつきますが
今度は就寝前に食べた糖質により、睡眠中も血糖値が乱れ睡眠時低血糖症候群が知らぬ間に発症。

その影響で朝が起きれなくなります。

それを回避しようと朝、糖質を食べます。このように1日中、高血糖と低血糖を繰り返していて常に疲労感からイライラして過ごしています。

痩せ型は人の行動も厳しく、自分にも厳しい方が多いでしょ。集中して仕事をこなせればとても優秀な方が多いです。

しかし、体力が無い為に思った様な事が出来ずにまたイライラしてしまいます。そして自律神経の緊張でまた胃の働きが乱れます。

お風呂でも、ゆっくり入ってと思いますが肺機能も強くはないので、すぐ「のぼせ」てしまうのでそれもできません。

さてどうしましょう。

食事は寝る前に「糖質は取らない」です。なぜなら、寝ている間に低血糖になり、朝が低血圧のような状態で起きれません。多くは低血圧ではなく低血糖です。

低血糖で朝をむかえると、血糖値を上げようと朝食に炭水化物を欲します。すると上記のした様に、10時半に昼に16時頃に低血糖で苦しみます。

胃の不快感から、タンパク質や上質の脂質を抜いてしまっている事が問題なんですね。

 

ここで朝の食事の例です。

アボガド・野菜(温野菜:生野菜=7:3)・玉子・蒸し鶏や湯通しした豚・乳化剤を使っていないチーズなどを食べてみてください。

糖質がないので10時半ごろになっても低血糖は起きにくいです。一度チャレンジしてください。

 

「痩せ過ぎは病気である」と私は思っています。痩せ過ぎの方にプロテインを勧め筋トレすれば太れるという情報がありますが、本当の痩せ型ヘニャヘニャちゃんはプロテインの分解はできないのです。

 

したがって、その方法では元気になることは難しいです。(重度でない痩せ型タイプはプロテインと筋トレで成功する場合はあります)

 

痩せ型で元気がなく困っているかたは遠慮なくご連絡ください。

話 0798-33-4557

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