血液検査が正常でも体調が悪い理由

川本治療所です。

毎朝、犬と散歩に行く夙川公園の桜が満開になりました。(エキサイトブログの記事を移行しているために日時に誤差がでています

地球さん、ありがとう。って思います。

さて、今日は

ホルモンを唾液で検査する理由です。

日本では血液検査の結果に一喜一憂する人が多くいます。
それは血液検査を見ることで体調の状態を把握することができるからです。

しかし、実際は血液検査には多くの落とし穴があります。
それは、血液中に存在する物質を検査しているにすぎないからです。

例えば、私が専門にしている副腎は血液検査では検査できません
急性膵炎も血液検査ではわかりません

その様にわからない事も多くあります、

また、ホルモンを血液検査で調べますがここでまた、大きな問題が生じます。

その問題をまとめます。

①血液中にある物質は細胞に届いて初めて栄養になる
②したがって、いくら血液中に栄養物質があっても細胞に届かないと意味がない

ここで

アメリカでは副腎ホルモンは血液検査や尿では調べません。なぜなら、血液や尿に存在するホルモンを調べても正確な情報が得られないからです。

そのことで、副腎ホルモンは唾液で調べます。

その理由は
①血液にあるホルモンは、細胞に届けられるのか、それとも細胞に届かず尿に排出されるのかがわからないため

尿でホルモンを調べても意味のない理由は、
①尿中のホルモンが細胞に届き仕事を終えたホルモンか、それとも、細胞に届かず尿に排出されるホルモンかがわからないため

したがって、ホルモンは唾液です。

唾液は、細胞に届いたホルモンの量が分かるからです。

しかし、日本はホルモンを血液検査で調べます。
甲状腺ホルモンはその代表です

しかし、血液検査で血液中のホルモンをみても、そのホルモンが細胞に届いているかはわかりません。
それを知るためには、本来は唾液検査をするべきです

アメリカでは甲状腺ホルモンは唾液で検査する医療機関が多くあります。

唾液検査は1日に4回、時間を決めて指定の容器に唾液を入れるだけです。痛くもありません

それでは、日本は何故、唾液検査が一般化しないのか?

それは、唾液検査が浸透するとで「医師や製薬会社には嬉しくないことになるからではないか」と考えてしまいます。

なぜなら、唾液検査なら病院に行かなくても薬局やコンビニでもできますから、、、、、

理由はどうであれ、「ホルモンは血液検査よりも唾液検査のほうが正確な情報が得れる」ということを理解してください。

身体に必要な物質は血液中に存在していても意味がありません。その「物質が細胞にまで届いてこそ、栄養になる」

この事を理解して下さい

 

最後に、血液検査で分かる病気も多くあります。

血液検査を否定しているのではなく 完璧ではないということです。

今日、明日と東京です。
予約に空きはありませんが、また近いうちにセミナーをしたいと思います。

 

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