「試してがってん!」で放送されたマサイ族の健康秘訣の解説

西宮の川本治療所、川本です。

先週の23日は祭日だったために、久しぶりにテレビを見ました。ちょうどその時に、「試してがってん!」の特番が放送されていて

その中に、マサイ族の人は病気を患う人が少ないというテーマが紹介されていました。

その理由の1つに、マサイ族の人たちの食事が取り上げられていました。

マサイ族は拠点を構えながら、遊牧に近い手法で家畜に草を食べさせています。

そして注目の主食は、家畜の出すミルクと家畜の首に軽く傷をつけ出血させた血液をミルクに入れているのが主食と紹介されていました。

その放送を見た方の多くは、「ギエー」という声を発せられられたと思います。しかし、我々の祖先は農耕が始るまでの長い期間は狩猟民族で、その後はマサイ族のように狩猟と家畜を飼う方法で氏族を守ってきました。

そのことから考えると、ごく自然です。なぜなら穀物が栽培されていないのですから、、、、、

 

ここでマサイ族の主食の補足です。

マサイ族が飲むミルクは、土地に大量に含まれるミネラルを雑草類が吸い上げ、それを家畜に食べさせてることで動物(家畜)の体内でミネラルが人が吸収しやすいコロイドミネラル(粒子が小さい)になります。

その家畜から摂れるミルクには、人の健康維持には欠かせないミネラルが大量に含まれています。(脂肪もビタミンも含む)

また、そのミルクからチーズやヨーグルトを作り保存する術を身につけています。

長寿といえば、コーカサス地方やパキスタンのハンザ地区やヒマラヤのチベット自治区など有名です。

それらの土地は海抜3000メートル付近に位置し、雨の量も少ない過酷な場所にも関わらず長寿者が多いことで有名です。

それらの土地には春になると氷河が溶け、谷に流れ込みます。その氷河の溶け水を灌漑(かんがい)し、畑に取り込みます。

なぜなら、氷河の溶け水には豊富なミネラルが含まれているからです。毎年、毎年、その水を畑に取り込むことで土に豊富なミネラルが堆積します。そこに植物を植え、それを人が食べるのではなく、家畜や野生動物に食べさせます。

ミネラル豊富な植物を食べた家畜から摂れるミルクや野生動物の肉が主食です。

住む場所は違えど、コーカサスやフンザの人たちもマサイ族同様に、主食はミルクやチーズ、またはバターなどの乳製品です。

土地を肥えさせ(ミネラルが豊富)そこに植物を植え、それを家畜に食べさせることで、家畜から摂れるミルクには人が吸収しやすいミネラルに変化することを知っているのです。

つまり、家畜から摂れるミルクが主食でも、元気で長生きできるのは、ミルクに含まれるミネラルや脂肪酸が豊富だからです

 

日本ではコーカサスやカスピ海地方のヨーグルトの「種」を培養しヨーグルトを作る人がいます。

しかし、ヨーグルトを食べている地方の人が長生きなのは、ヨーグルトの「種」ではなく、その元のミルクに含まれる栄養素が豊富だということを理解してください。

「種」をご機嫌に育てている人、ごめんなさい。(笑)

 

ここで、注目は、

マサイ族やコーカサスなどの高地に住む人たちは、野菜を自ら食べるのではなく、野菜は家畜に食べさせています。

マサイ族やコーカサスの人たちは、人が野菜を食べるよりも一度、動物が野菜を食べることで、野菜に含まれるミネラルがより人が吸収しやいかたち(コロイドミネラル)になることを経験上知っているのです。

一方、日本では野菜を!野菜を!と教育されますが、まず近代農業で連作することで土は痩せ、そこに窒素・リン酸・カリウムの化学肥料で育てることで野菜にミネラルが不足傾向です。

しかも、その野菜を家畜には与えず、人に食べるように教育しています。人が食べれる野菜量は少なく、さらに野菜が含んでいるミネラルが少ないことで、体内はミネラル不足です。

さらに、栄養価の少ない野菜と炭水化物を食べ合わせることで、食物繊維が腸内で発酵し便秘になります。

また、ミルクやバターは毒のように扱われています。そこのギャップに不思議さを感じます。

追伸。

現在、日本で飼育されている乳牛の多くは放牧されておらず、餌は配合飼料です。また、例え放牧されていても土地に含まれるミネラルが少ないことで、理想なミルクが摂れません。

したがって、マサイ族のがミルクが主食でも元気だからといって、日本で販売されているミルクとは成分が違いすぎます。

たから、マサイ族の真似をしても、ダメとういうことになります。

 

最後に、ミルクはガゼインがあり、アレルギーを起こすのでは?  と心配せらますが、卵やミルクアレルギーがあるなら、われわれの祖先は子孫を残すことはできていません。

このよううな生活や食事をしている民族には卵やミルクアレルギーは存在しません。

卵やミルクにアレルギー反応が出だしたのは「小麦を食すようになった後です

小麦グルテンにより小腸に傷がつく(リーキガット症候群)ことで、発症するようになったのですね。
卵やミルクは「被害者」だったのですね。

お知らせです 。今日のブログに書いた内容が「病気の治療所」の「栄養学を考える」の欄で詳しく述べていますので参考にしてください。

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